環境保全活動団体等交流会

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昨日の午後、富山市とやま自遊館の大ホールで、
環境保全活動団体等交流会があったので行ってきました。
僕はNPO「Nプロ」のメンバーとして、参加予定でしたが、
何かのミスで、僕の名前は登録されていなかったようで、
交流会のテーブルには参加しませんでしたが、事例発表だけは、
しっかりと全部聞いて、資料も全部いただいてきました。

事例発表されていたのは、
NPOの取り組み
 ① (N)Nプロジェクトひと・みち・まち(高岡市
                  理事長 大坪久美子
 ② (N)森林綜合支援センター(富山市
                  理事長 鶴巻登志広
企業の取り組み
 ③ 中越パルプ工業㈱(高岡市
         資源対策本部原材料部 主任 山本将嗣
 ④ 北陸コカ・コーラボトリング㈱(高岡市
             広報環境部 専門職 木山孝夫
地域連携の取り組み
 ⑤ ㈱リバイブ(愛知県弥富市
                 代表取締役 平沼辰雄
 ⑥ 平和エネルギー㈱(高岡市
                 代表取締役 竹平政男

以上の6例でしたが、見ての通り、
僕が参加しているNプロジェクトを含めて、高岡市が4例で、
森林総合センターも砺波での活動が大きいから、㈱リバイブ以外は、
ほとんど砺波平野で行われている活動の、報告会と言えるでしょう。
実際には、富山市の方が企業の環境活動は活発ですし、
配布されていた「事例ブック」にも、富山市のものが過半数で、
もっと富山市の活動を、知りたかった気もしたのですが・・・

こうして様々な事例発表を見て、印象深く思ったことは、
いつのまにか、Nプロの活動は多岐に富むようになっており、
「まちづくり」の間口の広さを思わずにはいられません。
大坪さんの話の中で、人間的な交通を考えたまちづくりの事例は、
まちづくりに女性の視点を取り入れたことでも、画期的な事でした。
これからさらに、女性視点は大切な要素になっていくでしょう。

また事例②~⑥は、すべて森をどのように育てて有効利用するか、
考えるものでしたから、これはそのまま山の生態系保護に繋がります。
僕が住む南砺市は、実際に半分が山の暮らしに関わるので、
将来山間地の暮らしをどのようにすべきか、考えるヒントにもなる。
平和エネルギーの竹平さんは、まみあな活動で一緒だった人でもあり、
彼が取り組んでいるのは、ペレットストーブの普及なので、
南砺市のエネルギー循環とも、大きく繋がっていけるでしょう。

僕は元々、セッティングされた交流会は好きではないので、
交流会テーブルに自分の名前がなかったのを理由に、ここで退席し、
あとの交流会は理事長に任せて、早めの家路につきました。
南砺市に、将来里山のモデル地域となるようなスマートビレッジを、
作りたいのですが、今はまだヒントになりそうな実例はない。
それをこれから作っていけば、世界的な先駆けにもなるでしょう。

南砺市の豊かな自然と文化を、将来に向けて活かすには、
余所にばかり頼らない、自立して持続可能な循環型社会の構築が、
これからますます、必要不可欠な時代になっていくのです!
かつて砺波平野の散居村には、自立する思想性があったのですから、
それをどのように活かして、新しいモデルを具体化できるか、
少しでも多くの人と、一緒に考えていけるようなシステムがほしい。
そんな思いから、協働のまちづくり条例にも取り組んだのです。