利賀そば祭り

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何年ぶりかで、利賀のそば祭りに行って来ました。
昨日があまりにもいい天気だったので、行きたかったのですが、
都合が付かずに行くことができず、今日になって行きました。
残念ながら雪模様で、車から出ると雪がちらつく寒さの中、
会場まで行くと、それでもけっこうな人数の人が集まっています。

屋外には雪像や雪ステージ、雪そり用の大スロープなどがあり、
親子連れが元気に遊んでいましたが、僕らのお目当ては建物の中で、
巨大なドーム状のホール一杯に並んだ、地元の食材とそばのお店です。
そばのお店も何軒かあって、僕らは使い捨て食器でないお店を選び、
山菜そばを食べましたが、期待通りに美味しかったです。

それにしても、この山中のどん詰まりのような利賀の祭りに、
どこからこれだけの人が集まってくるのかと、驚いてしまうほど、
毎回大勢の人が集まって大盛況なのが、このそば祭りです。
なにげなく、駐車場に止めてある車のナンバーを見ると、
富山のほか、石川、岐阜、大阪ナンバーが何台もありました。

普段はひっそりとした集落に、大勢の人が集まるのだから、
少ない地元住人での準備は、大変だったろうと察せられます。
雪像作りなどは、地元の学校や市役所の人も参加しているようで、
大勢のボランティアが協力して、運営している祭りなんでしょう。
この寒中に集われたその努力には、頭が下がる思いがします。

僕自身は、大規模な祭りよりも日常の方が好きですが、
祭りは元々日常の中にある非日常で、ハレケあって意味がある。
そう思えば、祭り行事は大切にしたい気持ちはあるのですが・・・・
観光用の祭りは、昔からの祭りと違ってイベントですから、
あまり難しく考えないで、楽しく集えばいいでしょう。

人間はどうしても、食べ物の美味しいところに人が集まるから、
最近のにぎやかな祭りは、どこもかしこも食べ物がお目当てです。
それでは本来の神との繋がりや、精神性はどこへ行ったのか?
それを探しに、と言うわけでもないのですが、山を越えて八尾まで、
このあと自然農の勉強会に出席して、そこでも食材が・・・・

生きることは食べること、だからこそ、
何をどのように食べるかが、大切なのでしょうね!