福島の友たちへ
松の内最後の7日に、遅れて一通の年賀状が届きました。
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あけましておめでとうございます。
こんなご時世だからこそ あえて
新年をお祝いしたいと思います。
今頃とはなりましたが、私たちは無事です。
家も仕事もあります。職場が南相馬(市役所)
なもので、今も落ちつきませんけれど・・・
南砺市にはたくさんお世話になっています。
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相馬市小泉に住む、自然大好きな友人夫婦からのものでした。
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あけましておめでとうございます。
こんなご時世だからこそ あえて
新年をお祝いしたいと思います。
今頃とはなりましたが、私たちは無事です。
家も仕事もあります。職場が南相馬(市役所)
なもので、今も落ちつきませんけれど・・・
南砺市にはたくさんお世話になっています。
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相馬市小泉に住む、自然大好きな友人夫婦からのものでした。
福島からは、この若い夫婦の前にも、
二本松に住む、大学時代に親しかった友人から、
「放射能と戦っている」との年賀状を受け取っています。
遠い二本松でさえ、放射能と戦う日々であれば、
南相馬では、今でも気の抜けない日々が続いているのでしょう。
日々の様子を、こんなブログで情報発信している人もいます。
http://blogs.yahoo.co.jp/kmasa924
たまたま僕が住む南砺市は、南相馬市との縁が深いので、
震災後すぐに支援活動が始まって、今も支援は続いていますが、
たぶん一年過ぎても、五年過ぎても、放射能汚染は消えない。
そしてこの放射能汚染が無くならない限り、復旧どころか、
安心して日々を暮らすことも、ままならない状態が続くのです。
何度でも繰り返し、東電と政府の原発推進者の責任を問い、
原発推進を煽って儲けることしか考えなかった、大手新聞テレビの、
愚かな態度に対して、責任を問い続けるしかありません。
未来を明るくするには、過去を清算する必要があるのです。
誰も責任を取らず、相変わらず原発を容認する企業と政府は、
この年末年始にも、広い範囲で高濃度のセシウムを拡散させながら、
ほとんど何の説明もせず、何事もないかのようにスルーしました。
それでも幸い、大手マスコミが伝えてはくれなくても、
数値はしっかり公表されて、様々な分析自体は始まっているのです。
それによると12月29日には、セシウムを87MBqを観測して、
さらに1月2日には、432MBqという高い観測数値が出ており、
原発で何らかのトラブルが起きている可能性が、高まっています。
政府がいつも、後手後手の言い訳的な説明しかしないから、
多くの民間団体が、避難を呼びかけるしかない状態が続いており、
原発ばかりか大地震に対しても、早急な避難が呼びかけられています。
http://gold.ap.teacup.com/tatsmaki/89.html
僕らはこうした情報を、いったいどのように受け止めればいいのか?
その検証をして、正しい判断を下すのが我々の政府の筈なのに、
政府は企業利益の擁護団体となって、自ら作った利権にしがみつく。
今や、金で動かない政治家を見つけるのが難しい時代でしょう。
それでも、欲に目がくらんで利益追求をする企業を押しとどめ、
社会の公正を計りながら、人々みんなの幸せを目指せるとすれば、
それはどこまでも政治の力だから、市民の政治参画が必要なのです。
少しでも多くの人が政治に関心を持ち、民主主義に関与して、
無責任な利益追求をやめさせ、社会の公正を求める転換が必要です。
そうしないと、厚顔無恥で慇懃無礼な企業経営者たちは、
誰一人責任を取らずに、今の利益追求を変えることもしないでしょう。
もう少し人間味の豊かな、助け合いによって未来を育てる、
誰でもが幸せになれる、気持ちのいい社会を作っていきたい♪
たったそれだけのことが難しくなった、貧しい社会に縋らずに、
もっと思い切った改革を進めて、新しい豊かな社会を作りたいのです!