南砺市型ガルテンを考える

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先月の事前準備から、今月5日の石田先生の講演会&意見交換会を経て、
いよいよ具体的に、将来南砺市の循環型社会をどのようなものにすればいいか、
みんなで考えて市民提案していくための、受け皿作りが始まりました。
昨夜は雪の降る悪天候の中、行われた勉強会への参加者は13人で、
まず僕の方から、この会と勉強会が何を目指しているかをお話しした後、
事務局長からは、5日の石田先生の講演内容をまとめた報告がありました。

続いて意見交換が始まると、参加した皆さんはそれぞれ思うことがあるので、
かなり白熱した議論となって、またたくまに時間が過ぎていきました。
今回一番議論されたのは、このグループの意識統一をどこに持つか?で、
すでに問題意識を持って取り組んできた人と、今はまだ問題意識が少ない人が、
たとえば「南砺市ガルテン」と言っても、まだ意識が共有できていない。
これをどのように共有していくかから、意見交換が始まったのです。

そこで提案されたのが、石田先生から学んだバックキャスティングをするにも、
南砺市型の理想的なスマートビレッジ(行政の表現ではエコビレッジ)を、
どのようなものと考えるか、具体的なイメージを共有できるようにする。
また平行して、必要な新しい知識要素を全員が共有していくために、
いくつかの理想型を具体的に考える中で、出てくる不明点などをクリアしていく。
こうした段取りで、これからの勉強会を進めていくことを確認しました。

ちょうど前日に風間さんから聞いたお話に、4軒並んだ東建ちの情報があり、
この空間が「農的ガルテン」や「スマートビレッジ」と結びつけばどうなるか?
あるいは井口にあって空き家となっている、大きな東建ちの家を中心に、
小型のガルテンを配して、スマートビレッジを作るとどうなるか?
いくつか具体的なプランを設定して、シミュレートしてみることから始めよう。
と言うわけで、全員がいずれかのプランに関わることからスタートします。

現在進められている南砺市総合計画見直しや、市民協働のまちづくり条例でも、
これから南砺市の将来を、持続可能な循環型社会にする方向は定まっているので、
具体的にどのような施策が行われるか、市民も主体的に関わっていきたい。
そこで市民の受け皿作りをするわけですから、来年の春には意見が出せる程度に、
会としてもメンバー一人一人としても、知識と意識のレベルアップをしておきたい。
そんな思いで、しばらく月2回ペースの勉強会をしていこうと思います。

次回は1月13日の金曜日夜とし、プラニングをする候補地何ヶ所かを、
簡単に下調べして皆さんに提示して、そこから具体的な検討と学習をします。
月2回の勉強会を考えて、1回を平日の夜なら、もう1回は日曜日にすることで、
なるべくどなたでも参加できるようにすると共に、広報なども始めます。
すでに循環型社会への人材育成を目指す、政策的プランも動き出しているので、
来年の春には大きく気運が盛り上がると考え、これを活かしたいと思うのです。