風間耕司さんと語る南砺

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「I LOVE 南砺」ふるさとコミュニティの一環として、
ふるさとプロジェクトが始まり、その第1回目の催しに、
「風間耕司さんと語る南砺」があったので、行ってきました。
風間さんは東京出身で、南砺市に移住されたプロの写真家で、
平成3年10月に創刊された、富山写真語『万華鏡』は、
今月既に239号となって、ライフワークと言われています。

この万華鏡で、以前に一度友人家族が紹介されたこともあり、
あるいは毎月富山県内の見所を、モノクロ写真で紹介されるのですが、
この写真がいつも魅力的なので、とても気になる写真雑誌なのです。
こんな写真を撮り続ける人が、どんな考えを持っていらっしゃるのか、
あるいは自らの写真を、どのように考えていらっしゃるのか、
是非とも話を聞いてみたいと思って、参加してみたのです。

2時間の限られた時間に、もう一つ別の企画も入っており、
とても十分とは言えない時間だったのが、残念だったのですが、
風間さんが富山県の古いものを、愛されていることはわかりました。
失われつつある古き良きものを、せめて写真に留め置きたい、
そんな気持ちを、様々な言葉に乗せてうったえられるのを聞くと、
人にとって幸せな風景というものを、あらためて考えてしまいます。

今ではすっかり幸福度の上位に並ぶ、北陸3県の県庁所在地を、
福井、金沢、富山と並べた頭文字で「福が来て、金運良く、富を築く」
と書いて、おめでたいと自画自賛する遊び心もあるのですが・・・
「富山は暮らしやすいと言われるが、統計的な数字には実感がない。
 心の豊かさを育むことが富山の豊かさを創ること。」と言って、
経済や技術だけでは、人間の住む町の魅力は語れないことを指摘されます。

風間さんのコーナーは、お話と対話を含めて1時間もなかったので、
あまり多くはお話を聞けないまま、次のコーナーに移ってしまいました。
それは「南砺マイナー旅行プラン」を作るワークショップで、
今度は短い時間に追われながら、グループでツアーの企画作りです。
たった2時間で、詰め込みすぎなんじゃないの?と思いながらも、
最後は『万華鏡』のカレンダーをもらって、笑顔で帰宅になりました。