自然農・2011年感謝会

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昨日は最高に気持ちのいい、晴れ渡ったお天気のもと、
午前中には共同作業で、田畑周辺と作業小屋の片付けをやり、
お昼からは、散居村ミュージアムの交流館に集まって、
今年の自然農収穫と学びに感謝する、感謝会をやりました。
自然農に関心を持って、実践する人が増えてきたので、
今年は大人だけで十数人、子どもを含めると二十数人の参加です。

当初は十数人と読んで、台所居間で済ますつもりだったのを、
急遽座敷も借りて、広い東建ち家屋の一階全部を使ってやりました。
もともと一品持ち寄りの感謝会なので、台所はお湯を沸かしたり、
簡単な暖めものをするだけで、ここで料理はいたしません。
座敷に並べたテーブルの上には、次々に手料理が広げられて、
見る間に美味しそうな空間が広がり、取り皿が回されます。

リーダーの挨拶の後、「いただきます」の合掌を合図に、
次々に回ってきた料理は、参加者の人数以上あるわけですから、
20品ほどの工夫を凝らした料理を、次々にご馳走になれるのです。
こんな贅沢な会なら、いつだって感謝感謝の会になります。
普段から食に関心のある人たちが、自分で作った料理ばかりで、
サバ寿司が主食で、カブラ寿司や煮物、酢物、和え物のフルコース。
その後のデザートだけでも、4種類は出ていたように思います。

肉を使わないと決めているわけではないのに、肉料理はなくて、
自分たちで作った野菜を中心に、少し海の物も使っている。
まるでヘルシー料理の展示会のような、それが美味しいのだから、
食べ始めたら、お腹いっぱいになるまで休まず食べます。
その間には、順番に自己紹介と自分の手料理の紹介もして、
全員が話し終わる頃には、すっかりお腹も一杯になっていました。
僕は縁側の日だまりに移動して、横になってお休みです。

指導役の石黒家の人たちも、僕らのような中堅どころも、
そして一年二年の新人も、みんな同じ学び合いの仲間として、
すぐに和気藹々と受け入れてくれる雰囲気は、気持ちがいいですね。
それぞれの人には、それぞれの自然農への思いがあって、
だけど誰にも共通する、同じように自然農から得ている物がある。
それを頭ではなく、農作業を通して考える会と言えるでしょう。

僕は今年で9年目だから、来年は10年目の一区切り。
何か新しいことがあるかどうかは、神のみぞ知ることですが、
僕はもう何が起きても受け入れようと、心の準備はできています。
その上で日々一番大切なものを大切に、自由に生きていけば、
それ以上の生き方があるとは思われないから、幸せに生きられる。
もう若くはないので、できることは限られますが・・・・