「食べない人は病気にならない」

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大量に生産される食料品に対して、大丈夫なのかどうか、
疑問に思う人は多いと思うのですが、それでは何を食べればいいか?
自然農による作物を食べていれば、放射能汚染でもなければ大丈夫、
とわかっていても、それを出来ない人は大勢います。
だけどこの本「食べない人は病気にならない」を読んでしまうと、
現在の食生活を変えない限り、病気になりそうな気がします。
そのくらい、売られている食品は病気の原因になっていることを、
著者の山田豊文さんは、様々な方面から検証されているようです。

原発事故による被曝で、「ただちに害はない」が流行しましたが、
どうやら食品の安全基準も同じように、有害であっても、
ただちに害がなければ、何でも“安全”にされてしまっている。
この恐るべき“安全”が、たくさんの病気を生みだしていることで、
その治療や薬事によって、経済成長が維持されている感さえあるのです。
なんだかおかしな社会ですが、多くの人はマスコミに毒されていて、
次々に宣伝される有害物を、中毒になって食べ続けている。
嘘みたいな話ですが、読んでいると思い当たるフシがたくさんある。

それではあらためて、健康に暮らすにはどうすればいいのか?
この本では、「自然の良質な食べ物」を勧めていますが、
そのために大切なポイントが、5つあると言っています。

(1)カルシウムを正しく働かせる
(2)油を正しくとる
(3)さまざまな抗酸化物質をとる
(4)食物酵素を極力取り入れる
(5)毒を極力取り入れない

特に日本人は、動物性カルシウムを多くとると不具合があり、
カルシウムよりは、マグネシウムの摂取を心がけた方がいいとか、
牛乳は人間の食性に適していないから、避けた方がいいとも書いてある。
油に関しても、日常使う大半の植物油である「オメガ6」は悪玉で、
魚油や亜麻仁油エゴマ油などの「オメガ3」をバランスよくとらないと、
益よりも害の方が大きくなって、健康を害するようになるとも。
さらには、加熱したものや精製したものばかり食べていては、
貴重なミネラル、ビタミン、食物酵素が不足してしまうと言うのです。

それではいったい何を食べたらいいのか?って話になりますが、
どうもこの段階になると、僕らが普段から目指している食生活になり、
自然農による野菜や、玄米食こそが体にいい!ってところに落ち着きます。
まわり回って、僕らが目指している暮らしに近づくのですが、
それでもなぜ「エゴマ」が大切なのか、あらためて認識もするわけです。
実のところ、この本を読んでから急にエゴマをよく食べるようになりました。
毎年栽培していながら、今年はあまり育たなかったのが残念ですが、
自然農栽培がいかに大切か、認識を新たにした気持ちがします。

さらにこの本では、「きれいな水」「日光」「休息」「新鮮な空気」
「運動」「よい姿勢」「断食」「脳(マインド)」にも触れて、
それぞれ良質のものを、バランスよく取り入れることを勧めています。
この辺の話は、以前からよく聞いていたことではあるのですが、
食べないことで体内に生まれる様々な要素が、生命力を活性化させる!
断食のメカニズムなどは、興味深く読むことが出来ました。
内容を全面的に信じるなら、現代人はスーパーで病気の元を買って食べ、
慢性的に病気を抱えながら医療の世話になり続ける、経済奴隷かも。

こうした見方が、あながち間違っていないように思うのは、
果たして僕だけの、偏った見方なのでしょうか・・・?
 

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