南砺市総合計画 策定市民委員会

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10年間の施政方針として作成された「南砺市総合計画」ですが、
今年で5年目となり、後半へ向けての基本計画見直しが始まりました。
その見直しに、新たに公募を取り入れた市民委員会が設置されたので、
今後の「まちづくり」がどうなるのか、気になるところでもあり、
また協働のまちづくり条例では、公募制度をを促していることもあって、
今回は自ら応募して、市民委員会に参加することになりました。

市の基本計画を策定するわけですから、委員29人による審議会の下に、
副市長、教育長、部長による策定委員会があって、その下に我々市民委員会、
さらに担当部長、次長、課長による、専門部会があって、分科会がある。
すなわち市の中枢がすべて参加しての、体制が整えられているのです。
昨日第1回目の市民委員会には、市長ほか大勢の部長クラスが出席されて、
21人の市民委員が4つのチームに別れる、それぞれのテーブルには、
部長クラスの人がメンバーに加わる、物々しい編成の委員会でした。

たぶん今まで、こうした市の施策見直しに市民が参加することは、
なかっただろうと思われるし、まして公募による委員は画期的なこと。
まちづくり条例では、すべての審議に公募委員を入れるよう求めているので、
まず公募に応募するだけの、市民意識の向上を目指さす必要があります、
その意味でも、今回の公募委員が役に立つか立たないかは大きいでしょう。
残念ながら今回は、市民委員21人の内、公募委員は5人だけで、
そのほかはすべて、関係各種団体の役職者による委員構成になっています。

と言っても「協働のまちづくり条例」と違って、総合計画の場合は、
すでにある計画の見直しに対して、意見を述べるだけですから、
困難さから言えば、条例案作成ほどの難しいものではなさそうです。
第1回目は、どのような見直しをするか専門部会で検討されたものが、
市民委員会に示されて、僕らはそれに対して意見を言うだけです。
この程度なら、さほど難しくはないし、月に一度の委員会ですから、
来年の1月末まで、自分なりに協力してみようと思います。

今回僕が所属するAグループでは、7つある基本施策のうち、
「自然に優しい住みよいまちづくり」と「穏やかなやすらぎのまちづくり」
この2つの柱に対する、施策分類としての展開方針を検討するのです。
いただいた資料によれば、この見直し作業の主な内容は、
現状で何が課題になっているかを把握して、重点施策を決定する。
そこに我々市民の意見を採り入れようとするわけで、期待も大きく、
これを契機に、市民による政治参画が増えることを願っています。