タマネギ収穫

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今年はタマネギも、ある程度の量を収穫できました。
町家には広い冷暗所がないので、保管が難しいのですが、
年間に使う半分以上の量は、収穫できたのではないかと思います。
こうしてみると、人間ってほんとにたくさんの食べ物が必要で、
食とエネルギーをどうするかが、一番の課題なのでしょうね。

しかしながら、たくさん欲しいからと言って無理をしては、
食とエネルギーの供給源である、自然界そのものを破壊するし、
ひとたび事故があれば、生活の基盤まで奪われる技術では困ります。
安心安全は、避難以前に危険な暮らしをしないことが大切で、
持続可能な循環型社会を目指すことは、人として当然の事でしょう。

今年は畑の作付け面積を大幅に増やしたけど、失敗も多くて、
ニンジンやそら豆などは、あまり収穫できませんでした。
それでも夏野菜はほぼ順調で、エンドウ豆、インゲン豆、ナス3種類、
ピーマン、キュウリ、ジャガイモなど、次々に収穫出来ています。
今年は特に、サツマイモと茶豆、トマトと落花生など、
混裁にも挑戦しているので、どんな風になるか楽しみです。

保存食の方も、ニンニクの醤油漬けが順調に終わって、
なかなか手に入らなかった梅の実も、なんとか2.4㎏手に入り、
きのう塩と一緒に瓶に詰めて、梅酢が上がるのを待っている状態です。
すでに味噌は、年間使用量を豆から自力で作り始めているし、
来週あたりはラッキョウ酢にも挑戦するので、一通り出来そうで、
こうした生活そのものが楽しむことが、懐かしい未来の基本でしょう。

食の自給は、ある程度個人でも出来そうだとわかってきましたが、
エネルギーの自給は、個人でやるには山に籠もらないと困難でしょう。
実際に石黒さんなどは、そうしてガソリン以外は自給していますが、
町中暮らしでは、それはあまりにも難しい選択になりそうです。
そこで必要なのが、地域全体でのエネルギーの自給でしょう。

幸いに僕の住む南砺市では、水力やバイオエネルギーなど、
自然エネルギー源がたくさんあるので、これをうまく利用すれば、
地域の全エネルギーを賄うことも、可能だろうと考えています。
もちろんそのためには、電気事業法などの悪法は改めて、
市民が協働でまちづくりが出来る、条件作りが必要ですけどね!

これからの国政は、なるべく地方自治の邪魔をしないで、
震災復興のような事業以外は、なるべくつましくやってほしい。
地方自治体は、それぞれの地域にあった自給自立を目指し、
余所に依存しすぎないことで、安心安全の生活を作って欲しい。
そして個人は、何でも他人事にしないで、自らの五体と五感を活かし、
生きていることの実感を、楽しく味わって暮らせる生活にしたい。

それが僕の、望むところになりました。