多忙な日々

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一般的にいえば、僕は無職のプー太郎で、
何に肩書きもなければ、決まった仕事もない。
家族もいないし、管理する財産もない状態だから、
気楽な身分で、のんびりしていればよさそうなもの。
ところが最近は、滅法忙しくて本を読む暇もない。

文字通り、食べるためにやっている自然農で、
6月は田植えや豆植の季節だから、忙しいのだけど、
今年はそれが例年になく忙しく、手が回らないのです。
春先から彼女と一緒に始めた馬畑が、今年初めての場所で、
畝立てや宿草起こしなど、手間が掛かった事もあるけど、
どうもそれ以上に、多くのことに手を出しすぎている。

農作業でいえば、田んぼの直播きも今年初めてで、
ナスの種類やトマトの種類、豆の種類を多くしており、
サツマイモと豆、トマトと落花生などの混食も挑戦して、
初挑戦のことを大量に抱え込んで、整理が追いついていない。
気がつくと、どこに何を植えたかもあやふやになって、
せっかくの純正種の管理も、手に余る状態なのです。

先月からは、県民自遊塾と市民学遊塾の講座も始まって、
月に一度ずつでも、事前準備することもあるわけだし、
市のまちづくり条例市民会議も、月に2回以上参加している。
さらに合間を縫って、映画の上映会や勉強会もやったし、
たまには彼女と出かけたり、ゆっくりした時間も過ごしたい。

そして気がつけば、毎朝5時起きで活動しているのに、
やたら忙しくて時間が足りなくて、オーバーワークなのです。
これはもう、新しいことを欲張りすぎているのが確かで、
自分の能力が追いついてないってことだけど、意外と楽しい。
会社仕事を辞めてから、比較的のんびり生きてきた中で、
こんなに忙しい日々を送るのは、まみあな活動以来のこと。

まみあなの時もそうだったけど、同じ忙しさでも、
会社勤めや契約仕事でやるものは、制約が多いのに対し、
好きでやっていることは、最初から最後まで自分次第です。
やめたければやめればいいことを、次々に増やして、
自分の限界に挑戦するかのように動くのは楽しいもの。
どうやら久しぶりに、今の自分はそんな状態にありそうです。

50代後半で、こんなに忙しくするつもりはなかったのに、
どうやらこれは、去年から付きあい始めた彼女の所為で、
自分の中の様々なものが、いい意味で活性化しているようです。
性と生は元々分かちがたく、密接なものなのでしょうが、
生に「心」の“りっしんべん”がついて「性」なのが、いけてます!