雲上作農

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今年サンタの森での自然農は、市民講座として開講。
12人の申込参加がありましたが、一人は受講だけで、
実習参加は11人、うち夫婦で一区画だけの人が一組あり、
そのぶん、去年から継続参加の人が一人加わるなどして、
僕を入れると、用意した12区画がちょうど全部埋まります。

5月中旬から、区画の杭打ちなどの準備を始めて、
少しずつ雑穀を植え付けたのも、もう少しで終わります。
受講者たちは、まだ半分も植え付けを終わっていませんが、
雑穀は種下ろしから収穫まで4ヶ月掛かる計算なので、
6月上旬には植え付けを終えて、10月上旬に収穫したい。
そんな目論見の予定ではいるのですが・・・

僕は今年、大豆類は野生動物に食べられる分が多いので、
ここでは違う種類のものを、作付けすることにしています。
すでに植えたものとしては、エゴマ、タカキビ、ヒエ、
アマランサス、カボチャ、サツマイモ、ジャガイモ、
ラッキョウ、トマト、このあと小豆も植えて終わりです。
ただしカボチャの合間に黒大豆と、トマトの合間に落花生、
空間の無駄を調整するために、相性のいいものを植えてみます。

山間の気持ちのいい空間で、晴れた日の方がさわやかですが、
ここでは今のところ水やりもしないので、雨予報の時が、
種下ろしや定植には適していると考え、昨日農作業をしました。
ちょっと小雨がぱらついたりしましたが、あまり苦にならず、
雨合羽を身につけて、朝7時からお昼まで黙々と農作業。
写真の中にポツンと二つ、赤と青の点に見えるのが仲間です。

すぐ傍を霧雲が流れていき、周囲の木立からは鳥の鳴き声、
キツツキが木を叩く音が響いて賑やかですが、人工音はしない。
雨水をたっぷり含んだ山の土は軟らかくて、作業もしやすく、
夢中になって土いじりをしている内に、5時間近く過ぎたのです。
昼は家に帰って、風呂に入ってゆっくり食事をして休みます。

夜になれば、まちづくり条例市民会議に出掛けますが、
それまでは自由な時間なので、いろんな事が出来るでしょう。
望めばこんな暮らしも成り立つのが、多様性のある社会で、
新しい社会は、豊かさの選択肢が多い社会になって欲しいです。