モグラの穴

イメージ 1
 
このところ毎日、午前中は田畑へ出ているのですが、
お昼過ぎには眠くなるような、気持ちのいい暖かさです。
田んぼに苗床作りをしながら、畑で種下ろしをしていると、
昨年の秋に苗植えしたタマネギや、冬越しのエンドウ豆が、
育たないで消えたものが、いくつもあるのが気になります。
チェックしてみると、モグラの穴がたくさんある。

雪解け時期のモグラ被害は、いつものことですが、
畝幅の広い僕の畑は、モグラにはちょうど暮らし良いのか、
至るところにモグラの形跡があって、掘ってみるとこの通り、
苗が落ち込みそうな巨大な穴が、縦横無尽に伸びていいる。
モグラはかわいくて、どちらかと言えば好きですが、
こんなに畑を穴だらけにされるのは、やっぱり困ります。

たくさんの小穴を潰して、でこぼこになった畑を直し、
今週は大根、ニンジン、オカノリなどを植えてみました。
そのほかポットには、ピーマンや春キャベツなど種をおろし、
少しずつですが、僕の畑は春の装いを増しています。
冬越しした小さな大根と、花心が伸びた冬越し白菜、
それから今が旬のアサツキを取って、午後早々に帰宅です。

残り物だけで簡単な食事をしながら、テレビを見たら、
今日は官総理が、指導力がないと叩かれていました。
テレビ局は政府批判は盛んですが、東電批判は控えめで、
原発をクリーンで安全と言い続けた、電気事業連合会を、
批判するのを見たことがないのは、どうしてでしょう?
お得意スポンサーの、機嫌を損ねたくないのでしょうね!
 
これでは、まともな報道なんか出来るはずがない。
そんなことを思いながらネットを開いたら、あるMLで、
テレビ朝日の「報道ブーメラン576号」の中に、
こんな記事があるのを紹介してくれた人がいました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「電力事業者が、この不況下においても大スポンサーであることに加え、低コスト、
 温室効果ガスを出さないクリーンエネルギーだという最近の“宣伝文句”は効果
 抜群だった。もちろん自信満々に安全を語る事業者や学者さんたちのおかげでもある。

 あげくに“国策”として原発を海外にまで売り出そうとするにいたっては「原発安全
 神話の完成」を意味していたと、今気づいた。そんな時期に事故は起こったのである。

 言うまでもないが、例え「想定外」であろうとも、今回のような大事故になってしま
 えば、「低コスト」どころか、莫大な補償が必要となる。放射能汚染は「クリーン」
 からは程遠い。すべては原発推進者の“おとぎ話”だったということだ。

 一方で安全性について、強く警告を発し続けることができなかった我々メディアには、
 大きな責任があるのは言うまでもない。「安全神話完成」の一翼を担ったとも言える。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

少なからず多くの人が原発に反対して、様々な活動をしていたのに、
大惨事が起きてから気づかれても、遅すぎる!って気もします。
ここに至っては、なぜ気付かなかったのかを反省してもらい、
今後は二度と、このような過ちに荷担しないでいただきたい。
良くも悪くも、日本人の多くはあなた方マスコミを信用しており、
原発が安全だと言えば、「安全」と信じてしまう人たちなのですから・・・
あなた方の役割は、この国の存亡に関わるほど重要なのです。

もう一つ、福島の今後を考える上で貴重な記事の紹介もあり、
今日は最後に、この記事を紹介して終わりにしましょう。
こちらはさらに希望の持てる、明るい未来のお話です。
武田邦彦さんの、~「クリーン福島」・大作戦~
http://takedanet.com/2011/04/post_074a.html