となみ野の春

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桜前線が北上して、富山県も平地では桜が咲いています。
となみ野は、全体にもう少し掛かりそうですから、
今週末あたりが、ちょうど良いお花見になるでしょう。
時々早咲きの桜が、満開に近い花を咲かせているのを見ると、
思わず車を止めて、シャッターを押したくなります。
道路脇のお地蔵様と並んで、きれいな春の記念写真です。

マスコミのニュースでは、福島第一原発事故のレベルを、
今まで5だと言っていたのを、レベル7に修正して、
相変わらずの「大丈夫」も、だいぶレベルが変わりました。
今ではチェルノブイリと比較して、1/10の放射能だから、
同じレベル7でも、ずっと程度が軽いのだそうです。
そうまでして事故を軽く装いたいのは、何のためなの?

この一ヶ月間に、政府発表のいい加減さだけが目立ち、
それを追求しないマスコミにも、期待できなくて、
ネットや仲間からの情報で、事態の状況を把握していた。
僕のような素人にもわかる、原発の危険な状況なのに、
政府はいつも追認する形でしか、事実を認めないで、
選挙が終わって、ようやく事故の悲惨さを認めている。

いったいこの惨劇を、隠し通せると思ったのでしょうか?
誤魔化しばかり言うから、政府は信用されなくなって、
自ら選挙さえ不利にしてきたことを、わかっているのか?
しかもいまだに、事故は終息していないのだから、
事態の推移によっては、チェルノブイリより悲惨になる?
なにしろこの地域の核燃料量は、膨大な量なのです。

今年も無事に桜の花が見られたことを、喜ぶと同時に、
来年はどうなるのか、心許ない時代になってしまいました。
こんな危なっかしい社会ではなく、多少不便でもいい、
もっと安心して暮らせる、穏やかな社会にしていきたい。
そんな考えの人が増えて、意思表示をすることで、
子どもたちにも未来が残りますよう、祈るばかりです。