見えてきた変化
高橋高岡市長の方針で、新しいまちづくりでは、
車の乗り入れを規制した、人に優しいエリアを作る。
当初は観光エリアから始まるようですが、
この方針は、僕らが5~6年前から提案して、
市政方針として、実現を望んだことだったのです。
その後このまちづくりを提言するグループは、
NPO法人「Nプロジェクトひと・みち・まち」となり、
「自転車de地域デザインin高岡」や「DV防止講座」など、
市民生活を快適にするための活動を広げていきますが、
基本は、市政に【人に優しいまちづくり】を目指し、
この基本方針は、今もまったく変わっていないのです。
市長や市議会議員、県議会議員との意見交換会で、
人の活気を取り戻して、人が集うまちづくりをするには、
車優先ではなく、車を規制した方がいい!と提案したとき、
最初は「何を言っているの?この人は」みたいな反応でした。
それでも根気よく説明した、甲斐があったのでしょう。
市長が市政方針に取り入れたと言っても、
これが実現するには、さらに年月が必要ですから、
実際に車よりも人を優先した街になるのは、もっと先です。
それでも、新しい方向性が示されたことが大切で、
これこそ政治の役割の、最たるものだと思うのです。
これを転換点に、車の利便性優先だったまちづくりから、
人の集いや会話を優先するまちづくりに、変化していけば、
きっと物より人間を大切にする社会が実現するでしょう。
そんな希望を抱かせる、今年の年頭挨拶だったのです。
写真は昨年3月、Eネットと市長との意見交換会の様子です。