今年最後の稲刈り

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昨日、八尾で芋煮会があったのですが、
週明けからはしばらく、雨が続く予報だったので、
その前に!と思い、最後の稲刈りを済ませてきました。
八種類の古代米と、二種類のうるち米を育てていて、
まだ刈り取るには早いかな、と思うものもありましたが、
北陸の11月は、乾燥に適した晴れ間が少なくなるのです。

雪が降る前に、十分に乾燥させて脱穀したいと思ったら、
11月の文化の日までには、稲刈りを終わらせたい。
そう考えて、多少早くても全部の稲を刈ることにしたのです。
同じ株数を植えたトヨサトに比べ、1.5倍の稲があったから、
トヨサトは1/3が被害に遭ったと言えるかもしれません。
結局は病気か、虫害か、獣害か、わからないままですが・・・

デンさんも畑に来ていて、土手の草刈りをしていました。
この先草は枯れるだけなので、あまり意味がない気もしますが、
ちょうど文化の日に向けて、地元の秋祭りなどがあるので、
この時期に周囲をきれいにしておきたい、心遣いなのでしょう。
自分たちが使っている場所の周囲を、きれいにするのは、
自然農であればこそ、とうぜん気を付けることですからね。

ついでに来年用の、スナップエンドウと絹さやの種を蒔き、
冬用大根の間引きをして、少しずつですが冬に向かう準備です。
小豆の収穫もそろそろ最後になるし、大豆類も干す時期で、
もうサツマイモも掘って、収穫しなければなりません。
この季節は、晴れさえすれば収穫作業が忙しいのですが、
北陸の晩秋は雨の日が多く、農作業日和は少なくなります。

蝶やトンボがたくさん飛び回って、生き物の気配が濃いから、
それだけでも、自然農をやっていて良かったなあって思う。
田んぼも畑も、年ごとに土の状態が肥えてきているとわかるし、
作物の育ち具合も、この数年で世話のし甲斐も感じ始めている。
それでもまだ、自給自足できるまでにはならないのですが、
その方向へ、少しずつ近づいている喜びはあるのです。