秋の観菊朗読会

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源氏物語勉強会による、秋の観菊朗読会が開催されました。
と言っても一般公開するものではなく、身内だけの朗読会で、
朗読するのが十数人、朗読しない客は4人だけの参加でした。
今回は、ビリンバウと水カンリンバの名手、丸山祐一郎さんと、
パートナーのこやまはるこさんも、参加されたのですが、
お二人には朗読での参加に加え、演奏もしていただきました。

朗読する部分として取り上げたのは、「松風」巻の全編で、
谷口先生からは、源氏香の「松風」も香ぐわせていただきました。
そして朗読の途中には、丸山さんのビリンバウやカンリンバが入り、
いかにも趣深い風情が、うまく醸し出されたように思います。
音や香りを合い混ぜながらの朗読会は、もう何度もやってますが、
そのつど違う味わいで、一度きりなのが潔くていいですね。

先生の読み口は、心がこもってリズムがあるのですが、
僕らはまだ訥々としか読めないながら、参加するのは楽しく、
こうした空間に参加していること自体が、自信にもなります。
楽器だけではなく、朗読でも参加いただいた丸山さんは、
さすがに声が朗々として、それだけでも一つの世界がありました。
ただ巧い下手ではなく、自分の世界を示せられたらいいですね!

9時半には、会場である散居村ミュージアムに集まって、
途中で丸山さんとはるちゃんの、ミニ・ステージも堪能して、
お弁当の昼食も取って、全員が観音力の占いまで楽しみました。
借りていた時間を延長して、終わったのは2時頃だったでしょう。
花やテーブルの準備から、お弁当やお茶の片付けまで、
およそ5時間のお楽しみは、キクより話しの満開でした!

これだけ使っても、会場費が500円と言うのはありがたく、
お茶やお菓子などは、メンバーの持ち寄りですから経費も安い。
おかげさまで、少しは丸山さんたちに謝礼も出せて万事OK。
お弁当代を入れて、参加費は1500円で納まりました。
これなら貧乏人の僕でも、何とか参加できるというものですが、
もっとさらに、お金ではない楽しみを増やしたいですね!