今年は白梅干し

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毎年沖縄へ出発前に、梅干しを仕込むのですが、
今年は出発が早かった所為もあって、間に合いませんでした。
と思っていたら、出発間際に良い梅をいただいたので、
今年は初めて、赤ジソを入れない白梅干しを作ることにしました。
梅干しと一緒に仕込んだ赤ジソは、美味しくて好きですが、
梅を仕込むよりも手間が掛かるので、これは仕方ありませんね。

このところ、晴れの日が多いと言っても、にわか雨も多く、
なかなか一日安定して晴れる日は少ないので、タイミングが難しい。
今日は珍しく、朝から農作業に出掛けないで家にいたので、
これを機会に物干し屋上に出て、せっせと梅を並べてみました。
特に外出中に雨でも降られては、せっかくの梅が台無しなので、
今日はとりあえず早朝に梅を広げて、午後までこのままにし、
夕方出掛けるときは、にわか雨の予報もあるので取り込むつもりです。

自然農をやりながら、夏に3週間沖縄へ行くのは大変で、
帰ってきてからは、毎日夏草の整理に追われているのですが、
それでも行きたい夏の沖縄、珊瑚礁の海の魅力は捨てられません。
そんな思いを込めて、梅を一粒ずつザルに並べていくのは、
なんとなく楽しくて、ついつい並べ方もこだわってしまいました。
丸いものが好きで、ザルも丸いので、並べ方も丸く・・・

赤ジソを入れないで梅干しを作るのは、初めてのことなので、
どんな味になるのか、今からもう食べるのが楽しみです。
左の瓶に入っているのが、今年の白梅酢ですが、ほのかに赤い。
これは去年使った竹製すだれ上の中蓋を、今年も遣ったので、
洗っても竹に染みこんでいた赤ジソの赤が、滲み出てきたのもの。
今年少なかった分、来年はたくさんの梅干しを作りたいと思いますが、
そのためにも、これ以上環境を壊さない平和な社会を願います。

日常生活の様々なことを、企業やお金に任せてしまわずに、
少しでも自分たちの手で楽しむことで、戦争や環境破壊に荷担しない。
そうした地道な「生き方」の選択こそが、自然豊かな環境を守り、
力づくで弱者を虐める差別社会を、気持ちの良いものに変えていける。
そう気付いてから、ちっぽけな自分にも出来ることがあると知り、
コツコツ新しい時代に向けて、人生を存分に味わうことも知ったのです。