夕暮れの水田

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午後から天気が良くなり、陽が差してきたので、
田畑の様子を見に行って、少し農作業をしてきました。
雨上がりの五月晴れが、さわやかで気持ちが良く、
すぐに帰るつもりが、夕暮れ近くまでいましたけどね!
 
写真にしたのは、手前が僕らの自然農田んぼで、
今はまだ、レンゲの花が咲き乱れています。
向こう側が、田植え用に水を張った営農組合の田んぼで、
さらにその向こうは、水田を果樹園に転作中の所です。
こうしてみると、途中の水田が沼か湖のようですね。
 
僕らの田んぼは、今年は特に苗の育ちが遅いので、
早い人でも月末からの田植えとなり、畦塗りも下旬です。
多収穫になる晩稲品種は、今年は収穫が難しそうなので、
僕はトヨサトではなく、イセヒカリを中心にします。
 
こうして穏やかに暮れる、田畑の風景を見ていると、
自分たちの時代が、人類の大きな転換期だとは、
信じがたいのですが、冷静に考えればそう思われる。
自然環境を破壊するまでの、膨大なエネルギー消費で、
人類史上に始めての、危機的時代にいるのです。
 
このままではいけないと、わかっているはずなのに、
借金をしてまで、経済拡大を目論む社会は異常でしょう。
少しでも早く循環型社会に転換すれば、子どもたちも、
僕らと同じように、豊かな暮らしを味わうことが出来る。
 
だけどもしも、転換せずに破壊的拡大を続けたら、
僕らの子どもたちが、僕らの年代になる頃に何が起きるか?
ギリシャのような経済破綻で、済めばまだいいけど、
最悪は作物も実らない、豊かな自然を失った世界です。
 
そんなことにはならないように、
少しでも早く、循環共生型の社会にしたい!
そう願わずにはいられないのです。