「バオバブの記憶」上映実行委員会

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このところ毎週日曜日には「ハーバード大学の白熱教室」があるので、
見逃したくない僕は、なるべく他の用事を入れないようにしています。
でも今回は、同じ時間帯に「バオバブの記憶」上映実行委員会があって、
白熱教室の方は再放送もあると聞いたので、実行委員会に参加しました。
移植しなおしたピーマンとトマトの苗に、水やりもしたかったので、
ちょうどそのような流れになっていたと、言えるのかも知れません。

少し早めに会場へ行ってみると、まだ3人しか人がいなくて、
定刻になっても集まったのは5人だけでしたが、そのまま始まりました。
世の中大型連休のまっただ中で、皆さん普段から忙しい人たちですから、
今日はこれ以上集まらないのかな? と寂しい思いもしたのですが・・・。
定刻が過ぎて、世話人が自分の思いを30分近く話しているあいだに、
ぼつぼつと集まってきて、最終的には12人の熱心な話になりました。
 
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Aさん:長年農業をやっていて、有機や無農薬も経験しているけど、
   ある程度安定した収入を得ていないと、続かないのが現実である。
 
Bさん:地方議会の議員も経験した後、夫婦の余生で自然農を試みて、
   自然の食べ物がいかに美味しいかを、実感して暮らしている。
 
Cさん:数年前から自然農を試みて、農の魅力に嵌っているけど、
   農以外の生活は、必ずしもうまく行っていない。
 
Dさん:ガイアシンフォニーの上映会などを行いながら、
   人との繋がりを大切に生きるのが、自分の生活になっている。
 
Eさん:サラリーマン生活をやめて山里へ入り、農業をしている中で、
   なるべく化学肥料や農薬を使わない手法を使っている。
 
Fさん:以前は冬山登山をしていて、物よりも自然が大切だと思い、
   それ以来、自然保護や市民活動に参加する生活をしている。
 
Gさん:家が神官職だったので、自然食を大切に思っていたけど、
   ちょっとした砂糖類や人工食品を体が拒むようになるのでやめた。
 
Hさん:子ども向けのNPOを立ち上げて、自然の中で遊ばせているが、
   去年事故があって、今は複雑な思いをしながら続けている。
 
Iさん:自然の中で遊んだ記憶が少なく、ファミコン世代だけど、
   このままでいいとは思えず、今回の実行委員会を立ち上げた。
 
Jさん:市民活動をコツコツやることに、何か成果があるのかどうか、
   疑問を感じる中で、皆さんの思いを聞いてみたいと思っている。
 
Kさん:市民活動をしたことがない立場で、集まった人の活動を聞いて、
   今は話を聞くばかりで、自分の考えはまだ纏まらない。
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これに僕が加わって、合計12人のメンバーになりますが、
一通り話が終わるのに2時間かかり、さらに1時間以上の意見交換です。
長いと言えば長いですが、それぞれ人の思いをちゃんと聞いて、
その上で忌憚のない意見交換をしようと思えば、やっぱり時間は掛かる。
しかも皆さん、具体的に自分で何かに挑戦している人ばかりでしたので、
どなたの話も、時間をかけて聞くだけの価値があったのです。

たった50年のあいだに、それまでの数千年の文化を変えてしまう、
経済拡大のために、あらゆる自然の動植物を駆逐する現代文明に、
これでいいのだろうか?と、言葉ではなく映像で問いかける本橋監督。
その「アレクセイの泉」に続く作品、「バオバブの記憶」を、
来月上映会を開催し、同時に監督の話と意見交換会も行う予定です。
関心のある方は、ぜひ誘い合わせて参加してください。
 
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上映日時:6月26日(土) 10:00、13:30、15:40、19:00
監督を交えた意見交換:13時~19時の間に別部屋で随時行います。
 
場所:新川文化ホール(ミラージュホール)小ホール
 
料金:前売り=1000円、当日=1300円
 
問い合わせ:升方(ますかた)実行委員長、電話=080-3047-1275
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