春の畑に

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3月下旬になってから、雪の降る寒い日があったので、
平均すれば温暖だった冬の割には、農作業は遅くなりました。
ようやく極端な寒い日は無くなりそうな、暖かい春日になって、
すぐにしばらく、雨が降り続きそうな予報だったので、
急いでやっておきたい農作業を、一通りこなしてきました。

遅くなったけど、すでに芽が出ているジャガイモを植えて、
ロッコ、春蒔き絹さや、春大根、人参、小松菜の種を蒔き、
それぞれに、米ぬかと油かすを混ぜたものを補ってやりました。
自然農は、基本的には“持ち込まず持ち出さず”が原則で、
農薬は使わないし、肥料も原則的にはやりません。
だけど作物を作って、それを自分がいただいてしまえば、
いただいた分は、何かで補ってやる必要が出てくるのです。

草の多い時期には、草を刈って田畑に入れてやるだけで、
それ以外のものは、ほとんど必要なさそうなんですが、
まだこの季節は草も少ないので、米ぬかと油かすを使います。
油かすはやむを得ず買いますが、米ぬかは精米所でもらってくる。
数あるコイン精米所には、自由に米ぬかをもらえる所もあって、
そこからもらってきたものを、使っているのです。

畑には、今回植えたものとは別に、去年の秋に植えておいた、
ニンニク(写真右)、アサツキ(写真左)、ラッキョウ
ネギ、タマネギ、等々が雪に耐えて大きく育ってきています。
そんな中で、やや困った状態なのがキャベツ(写真中央)でした。
よほど美味しかったのか、葉がボロボロになるまで食べられて、
ほとんど結球もできない状態に、すべて半滅状態です。
食べられ方から見て、鳥の仕業のようでしたから、
鳥除けに棒を立ててきたけど、時期既に遅しでしょうか。

それでもまあ、食べ物がない時期に鳥の役に立ったのなら、
僕は他に食べ物があったのだから、良かったと思いましょう。
帰り際に、もう美味しくなくなり始めた去年の大根を一本取って、
その代わりに美味しくなり始めた、菜花も収穫して帰宅です。
家に帰ってまもなく、予報通りの雨が降り始めました。