高岡市長との話し合い

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高岡ウイングウイング内にある、男女平等推進センターには、
「男女平等」をキーワードにして、市民活動団体が参加している、
Eネット(高岡市男女平等推進センター登録活動団体ネットワーク)
と言うものがあります。

個々の登録団体は、それぞれ違う目的を持って活動していますが、
年に何回かは、Eネット全体として行うイベントなんかもある。
その一つに、市長に来ていただいての「話し合いの会」がありまして、
橘市長のときから、年に一度開催していたのですが、
新しい高橋市長にも、継続していただけることになりました。

昨日がその初めての会で、双方ともやや緊張気味の様子。
と言っても、高橋市長は自治省出身で、新潟県副知事のときには、
中越地震の復旧・復興に、先頭に立って携わられていますので、
市民活動の大切さは、十分にご理解いただいている方でもあります。
まずはお互い、忌憚無い意見交換で双方の考え方を理解し合い、
市政にも市民活動にも、役立てようという企画です。

写真上、真ん中が高橋市長で、手前隣がEネットの代表です。
たまたま並んだ3人とも男性ですが、下の写真を見ていただければ、
参加した23の活動団体のほとんどは、女性であるのがわかります。
今回僕がテーマとして、市長に考えを聞かせていただいたのが、
行政管理職や市議会議員の、男女割合を適正にするクオータ制で、
それなのに会長も進行役も男性だったのは、少々残念でしたが。

今回事前に市長に届けてあったテーマは五つです。
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(1)Eネットから、
  高橋市長として「男女平等・共同参画」をどのように考えているか?
(2)「シャキット富山35」から、
  男女平等推進センターをどう活かしていこうとされるのか?
(3)「ベアテさんの会」から、
  市民力を政策に活かすための提案と呼びかけ。
(4)「ぴ~すフィルムネット」から、
  管理職や議員の女性比率を上げる必要性の認識について。
(5)「NPO法人 Nプロジェクトひと・みち・まち」から、
  DV対策・防止を、これからどのようにされようとしているのか?
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こうしたテーマに対して、市長からまとめて考え方の返事があり、
返事に対しては、また市民から意見を述べる形で進んでいきました。
話の内容は、市長の個人的な考えを聞くことが多かったので、
かなりの内容は、記録に残さないで欲しいと言うことになりましたが、
目的はお互いの考え方を知り合う会だったので、それでいいと思います。

一つだけ、僕がテーマとして出した(4)の女性比率に関して言えば、
市長自身は以前から、
「まず女性に管理職登用のレベルになって欲しい!」
と言っておられたのはわかっていたので、僕の方から、
「子供を産んで育てる生活を知っている女性の感覚」の大切さを、
公務職員評価のポイントに出来ていないことの問題を指摘しました。
今のまちづくり政策が、うまく将来の市民生活を見据えられていないのも、
子どもや老人の視点が不足しているからだと、思われるフシがあるからです。

公人としても私人としても、市長はこの意味をご存知の筈で、
それゆえに「考えている」ことがあることも、少し匂わせておられました。
であれば尚更のこと、クオータ制は有効な方法の一つなのです。
富山県の風土で、まだ多くの人に理解されることは難しいとしても、
高橋市長は理解されているはずなので、期待してしまうのです。

来年度のEフェスタ(Eネットのイベントで今年9月頭)では、
三井マリ子さんに来ていただく話もありますが、彼女はちょうど、
クオータ制のメリットをよくご存知の実践者ですので、これを活かし、
少しでもクオータ制の実現を盛り上げていけたらと思うのです。