Nプロ楽集会「女性と政治」

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気がつくと、いろんな市民活動団体に参加しているのですが、
その中で法人なのは「Nプロジェクトひと・みち・まち」だけです。
活動としては、
「女性の社会参画・持続可能なまちづくりを目指し、社会システムを、
 ソフト面からもハード面からも、女性視点による意見を活かしていく」
こんな感じです。

昨日はこの勉強会で、シャキット富山35内の「政治参画プロジェクト」と、
現在南砺市で進行している、市民と行政の協働による自治基本条例について、
僕が知っていることをお話しして、意見交換をしてきました。
特に南砺市の、行政と市民協働による住民自治基本条例策定への試みは、
多くの人の関心事項なので、簡単な資料も用意しての説明と意見交換でした。

Nプロ自身が、現在のまちづくりにおける視点や発想の転換を目指し、
市民目線、特に女性の目線によるまちづくりを目指していますので、
田中市長当選で始まった、南砺市の市民協働への試みは注目が大きいのです。
この試みをみんなで共有し、内容を検討していくことは、
南砺市にとっても、周辺自治体にとっても、大きな意味があることでしょう。

同時に、先日国会の衆議院議員会館で行われた院内集会に参加してきた人から、
そのときの様子や、国会議員たちと話し合ってきた内容の報告がありました。
こちらは現在、「選択的夫婦別性制」の法整備に向けて議論が紛糾しており、
【強制的な同一姓制度】を【個人の意志を尊重する選択的制度】にしたいという、
長年に渡って望まれている人たちの人権的自由が、実現出来るかどうか?

とまあ、そんな基本的人権の問題なのですが、なぜか多くの自民党政治家は、
【家族を大切にする日本風土】と【バラバラに崩壊する別姓家族】という、
時代錯誤も甚だしいような、不思議な選択にすり替えて意見を述べています。
しかも同じフレーズは国民新党でも言われて、亀井大臣がこの姿勢です。
こうしてまた、民主党の意志はなし崩し的に姿を消していくのでしょうか?

すでに世界中の99カ国で批准されている「女性差別撤廃条約選択議定書」が、
日本では、国連の差別撤廃委員会から勧告を受けても成立しない現実がある。
いつのまにか日本は、世界でも数少ない女性差別の国になろうとするのか?
なんとも恥ずかしい国になったものだと思うのです。


写真は勉強会後の、参加者情報交換の様子です。