第3回「雑穀と豆を楽しむ」講座

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金曜日から突然の大雪に見舞われて、果たして実行できるのか?
そもそも講師を頼んである西井さんが、雪深い山際に在住なので、
家から出てこられない可能性もあるため、前日から心配をしました。
電話の様子では、前日は家族総出で除雪をしたとのことですが、
そもそも道路が除雪されなければ、家から車が出ていけない!とのこと。

さあどうしたものか?と思って、講座受講者の皆さんの事情を考えると、
町中は出掛けられないほどの雪ではないし、道路は除雪が進んでいる。
つまり講師にさえ来てもらえば、問題なく開講できそうな状況です。
そこで当日の朝、僕が行けるところまで迎えに行ってみて、
それでダメなら、集まった皆さんに謝って中止にするしかない。
そう思って早朝に起床、まずは車を走らせて迎えに行ってみました。

幸い朝には除雪車が来たようで、講師の家近くまで車で行けましたが、
途中橋の上で、周囲に雪しか見えないホワイトアウトになって焦りました。
道路に一点の色なく、周囲も雪だけで、自分の居場所がわからないのです。
空も白い、全世界真っ白な中に、自分の車が浮いている感じです。
以前蓼科の山中で冬を過ごしたときにも、こんな感じを味わいましたが、
そのときは道がわからなくなって、雪に車が突っ込んだ経験もあるのです。

「自然農講座」を命がけでやるのはどうなの?なんて話をしながら、
それでも、何日も掛けて準備してもらったものを無駄にしないで良かった!
と思いながら、講師を乗せて教室へ向かい、なんとか予定通りに開講です。
落ち着かない準備だったので、料理時間が長引いて迷惑も掛けましたが、
出来上がった料理を前にして味わうと、すべてOKと思ってしまえる僕でした。

とまあ、こんな報告を書いていたら、長くなったので、
今日のレシピ紹介は、半分だけにしておきます。

全部でどんなメニューだったかと言えば、

A【たかきびミートソース・スパゲティ】
B【白インゲン豆のスープ】
C【もちきびコーンのグラタン風】
D【蒸し野菜のエゴマソース掛け】
E【米粉パン】
F【米粉ババロア(リンゴ風味)】

この中から、A、B、Eのレシピです。

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【たかきびミートソース・スパゲティ】4人分

①圧力鍋に油を熱したら、タマネギ(100gみじん切り)、ダイコン(同じ大きさ)
 を入れて、ざっと油を回して、たかきび(1/2カップ)、塩少々を加えて混ぜる。
②蓋をして強火にかけ、圧力が掛かったら強火のまま30秒ほど待って弱火にし、
 15分炊く、火を止めて10分蒸らす。
③スパゲッティを茹で、その間に圧力鍋の蓋を開けて、醤油を加え、ときどき
 混ぜながら、とろみが出るまで煮込む。
④茹で上がった熱々のスパゲティに、ソースを絡めて盛りつける。


白インゲン豆のスープ】4人分

①3倍の水に一晩浸けておいた白インゲン豆(1/2カップ)を、浸け水ごと
 弱火でコトコト、7~8分の柔らかさに煮る。
②昆布と人数分の水を加え、塩少々を加えて、豆が柔らかくなるまで煮る。
③別の鍋にオリーブオイルを熱し(好みでニンニクも少々)斜めに細く切ったネギを
 (白菜やキャベツでも良い)少々の塩と一緒に、しんなりするまで炒める。
④両方を合わせて、ネギに火が通るまで煮て出来上がり。


米粉パン】(5.5合炊きジャー使用)

①ボウルに以下の材料を入れて、ゴムべらで2分間ほどよく混ぜる。
 ★米粉(製菓用)250g、★砂糖 大さじ1~2、★塩 小さじ3/4、
 ★植物油 大さじ1、★ドライイースト 小さじ1、★ぬるま湯230g(35~37℃)
②炊飯器の内釜に入れて、2倍弱に膨らむまで発酵させる。(30分前後)
 ※ 発酵機能や温度設定の出来ない炊飯器でも、保温を入れて5分間ほどで切る、
 様子を見てまた入れる、など、人肌温度を維持すれば出来ます。
③生地が1.8合ほどの目盛りまで膨らんだら、発酵終了で、炊飯スイッチを入れる。
④約40分後、炊飯が終了したら、パンになっていることを確認して出して冷やす。
 水分が飛びやすいので、すぐに食べない場合はラップをしておく。
 ※ まだ生の部分がある場合には、取り出さずに再度「炊飯」スイッチを入れる。
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米粉で簡単にパンが出来るのは、初めて知りました。
しかも面倒な練りもなく、誰にでも出来そうなのがいいですね!

1月の豆腐づくりに関しては、日程が近づいた時点で雪の様子を確認し、
大雪の心配がある場合は、2日前に電話連絡して日程の変更もありうるとし、
参加した皆さんの了解を得ることが出来ました。
とりあえず、1月はこんな大雪にならないことを祈ります。