冬でも元気な野菜たち

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本格的な冬が来る前に、早く脱穀や籾摺りを終わらせたいのですが、
このところ太陽はすっかりお見限りで、見ての通りハサの稲が降ろせません。
写真右上の遠くに見えるのは、一番最後に稲刈りをしたミドリ米です。
昨日も午前中から降ったりやんだりの、めまぐるしく天気が変わる空模様で、
午後から夜は雨の予報でしたので、この稲にはシートを被せてきました。

畑を見ると、この季節は雑草が力無く、刈り取られたまま枯れているので、
人間が植えた野菜だけが、やたら元気によく繁茂して目立っています。
少し雲間から陽が当たったときに、白いカブがやたら輝いて見えたので、
思わず近寄って一枚撮った写真を、囲みで加えてわかるようにしておきました。
作物の周囲の草は、作物の生長を妨げない程度は、そのままにしてるので、
草も作物もしっかり活き活きとして、この季節には虫食いも少ないです。

手前に見えている幼いキャベツには、何かの幼虫が付いているものもあって、
葉っぱが穴だらけになっていたりしますが、しばらくは様子を見ています。
キャベツが生命活動を維持できないほど食べられそうなら、除去しますけど、
そうでなければ、ある程度は食べて成長してもらい、蝶になってくれたら、
お互いに持ちつ持たれつ、命を活かしあっていけるというものでしょう。

もう11月中旬ですから、次に寒くなったら一気に冬になりそうですね。
そしたら霜が降りる前に、残っている里芋や落花生を収穫してしまいます。
だけど白菜や大根やニンジンやキャベツは、そのまま育ってもらって、
雪が降っても、それは天然の冷蔵庫のようなもので、元気でいてくれるから、
持ち帰った野菜が無くなったら、またここへ来て、いただいて帰るのです。
少なくとも1月一杯は、そうやって野菜を欠かさずにいただけるでしょう。

2月には少々野菜不足になるかも知れませんが、ラッキョウやニンニクなど、
少しずつ覚えてきた保存食もあるし、3月には、また新しい野菜が成長します。
取り残した白菜からは菜花も出るし、アサツキも大きく生長するでしょう。
そして桜の便りを聞く頃には、また新しい命を巡る一年が始まります。
まあそれまで、収穫を終えてからの冬の三ヶ月間は、ゆっくりしましょう!