南砺市女性議会

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南砺市で初めての、女性議会が開催されました。
僕はそれを知らなかったのですが、傍聴に誘われて、
とりあえず、福光にある南砺市議場に行ってみました。

議員は全員が女性で、本会議では議員29人中に、
女性議員は2人しかいない事を思えば、別世界です。
それでも、本会議とまったく同じ要領で会議は開かれ、
地方自治法121条に基づいて、行政側も揃っています。

この女性議員たちが、どのように選ばれたか知りませんが、
市政に対する質問として、代表質問されたのが6名。

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一人目は、住民の高齢化による限界集落化に対して、
    高齢者福祉サービスや、防災に関する質問です。

二人目は、子どもの保育園、小学校の環境に関し、
    校庭の芝生化や、分別による残飯の堆肥化について。

三人目が、教育時の発達障害児や、成人の知的障害など、
    心の健康に対する質問と、提案がありました。
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答えるのはほとんど市長で、ほぼお決まりの答弁です。
三人終わったところで、10分ほどの休憩があり、
後半も三人が発言をされて、やっぱり市長がお答えになる。

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四人目は、今後の新しい観光振興に関する内容で、
    観光協会の一本化や、長期滞在型観光について。

五人目は、母親の立場から、少子化問題を考えたとき、
    若者に結婚を促す対策を、求められていました。

そして六人目は、ゴミ問題のリサイクル的解決に向けて、
    バイオエタノール化や、ゴミ処理場の質問です。
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女性会議だから、女性らしい質問を考えられたはずです。
それぞれ大切な問題ではありますが、ただ残念なのが、
必ずしも女性でなくてもいい、一般常識的な発想が多く、
これは男では発想できない!という新鮮さは少なかったです。
男性とは違う価値観による「何か」が見えなかったのです。

それでも、子育てグループ齋藤さん提案の校庭芝生化などは、
裸足で遊べない子どもたちに、味わわせてやりたい感覚です。
市長の答弁は、当たり障りのないものでしたが、これなら、
行政と市民の協働で、やってみるのも面白いと感じました。

ともあれ、南砺市女性議会は、
女性の政治参画の一歩にはなったでしょう。
今後はそれを、どう活かせるかが大切ですね!