日系ブラジル人系日本人?の話

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毎週火曜日の夜に行われている、南砺市の外国人講座。
昨夜は、ブラジル人によるお話が聞けたのですが、
会場へ行ってみると、講師も日本人に見えてしまいます。
それもその筈で、彼女の両親は戦後ブラジルへ渡った、
いわゆる日系ブラジル人なのだそうです。

彼女はサンパウロ生まれのブラジル人になりますが、
日本に来て5年とかで、今年日本の国籍を取得されました。
大学まで、生まれも育ちもブラジル人なのに、
子どもの頃から両親に日本語を教わっていたこともあり、
外見も話し方も、どこから見ても日本人にしか見えません。
あらためて、“外国人”って何だろう?と考えました。

彼女の話によると、ブラジルは長く「移民の国」なので、
元々の原住民族はそう多くなくて、いわゆる多民族国家です。
肌の色、髪の色、目の色、その他諸々の外見が多様なので、
外見が違うのは普通で、“これがブラジル人”ってものはない。
まずこの点が、日本とブラジルの大きな違いだとのこと。

富山での暮らしは、まだ半年ほどなのだそうですが、
その間の富山の印象としては、
(1)人があたたかい。
(2)自然がきれい。
(3)たべものが美味しい。
(4)運転がやさしい。
を挙げられていました。

(1)(2)(3)はよく言われるところですが、
(4)について、僕なりに解説しますと、
彼女は富山へ来る前は三重県に住んでいたとのことなので、
三重県の人に比べると、富山の人は優しい運転をするってこと。
四日市から名古屋に掛けて、自動車産業優先の地域なので、
道路の整備は立派なのですが、僕は運転したくない。
人間よりも車が大きな顔をして、走り回っているからです。

さて、日本には5年間住んでいて、その印象を聞くと、
(A)セレモニーが形式的で緻密。
(B)女性の美白好き。
(C)四季の衣替えが印象的。
(D)機械がよくしゃべる。
(E)電車内の携帯電話禁止の不思議。
(F)もったいないことが多い。

写真でもわかると思いますが、彼女は健康的で美しい。
ブラジルでは、女性が職場で化粧しないのは当たり前なのに、
日本では美白化粧をするのが当然のようなのが不思議だとか。
僕も化粧で色白の人は、なんだか妙な感じがします。
電車内では静かにしなくてはいけないのも、違和感があって、
これは車内が過密すぎる場合だけでいいのではないかと思う。

さて最後の、「もったいないことが多い」に関して、
【過剰包装】【食材の廃棄】【無駄な印刷物】と言われると、
これは僕がいつも口にしていることなので驚きました。
やっぱりこれは、世界には通用しない日本の状況なのでしょう。
せっかく指摘されたこともあり、再度肝に銘じます。