~盛況!御礼~

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Eフェスタ2009のメインイベント、「ぶんぶん通信 №2」上映と、
鎌仲監督を迎えての「環境にEぃぃはなし」は、盛況の内に行われました。
こうしたイベントは、いつものことながら客入りの少ないことが心配で、
広い会場にゆったり参加してもらえばいい、との考え方もあって、
大きなテーブルを配置し、まず80脚ほどの椅子を配して開場しました。
ところが予想以上に客足が良くて、すぐに満席になりそうな勢いだったので、
用意してあった椅子100脚を全部広げたのですが、それでも足りない。
担当者があわてて会場側と協議し、さらに30脚ほどの椅子を追加しました。

こうして会場一杯に参加者を得た、メインイベントの上映会&講演会は、
無事にスタートして、まずは「ぶんぶん通信 №2」の上映です。
主に祝島のその後の様子に絞って、そこに集まってきた生物観察の人々や、
反対者がいても問答無用に進められていく、原発認可の理不尽な様子、
そして絶滅が心配されている、希少生物そのものの姿などが印象的でした。
№1のようには、スエーデンでの取材もなく、時間も少々短いのですが、
事実として映像に写し出されている、カンムリウミスズメハヤブサなど、
絶滅危惧の生物を、「繁殖はしていない」?として自然破壊を許可する。
こうした許認可行政側の態度を見ても、先に原発ありきが見え見えでしょう。

さらに心が痛んだのは、豊かな漁場と思われる田ノ浦の海に広がっていた、
陸域での大量の淡水と海水が育てた海藻の藻場が、造成工事で消えていく様子。
過去に日本中でこうした自然破壊が進み、近海魚が激減してしまったことを、
その中で残されたこの貴重な場所を、なぜまた破壊しなければならないのか?
そしてこの海を守っていた保安林さえ、伐採許可が出されようとしているのです。
なぜこの美しい自然環境を破壊してまで、新たな原発を建設しようとするのか?
なぜ日本の行政は、いつも企業倫理優先で、金勘定ばかりしているのか?
なぜ日本人は、カネにさえなれば何をしても良いと思うようになったのか?

こんな疑問を抱きながら、次ぎに鎌仲監督の講演を聞かせていただきました。
講演は30分と短いもので、引き続き会場の人たちとの意見交換会となり、
これがほぼ1時間、最後は予定時間をオーバーして終わらせることになりました。
この意見交換は僕がコーディネートしたのですが、発言者が皆熱心でしたので、
なるべく話を中断させたり、端折らせたりしたくなくて時間をオーバーしました。
幸い会場の使用時間に見積もっていた片付けが、短い時間で済みそうだったので、
その分を少しでも意見交換に回したい!、スタッフの思いは共通だったのです。
鎌仲さんも豊富な知識をフルに披露して、答えてくださっていたのです。

鎌仲さんの講演内容や、意見交換で話されたことの内容に関しては、
僕自身がコーディネートに専念するため、まったく記録を取っていないので、
これはいずれ、テープを起こして正式な記録がまとめられたら報告します。
この日僕らは、大盛況だったイベントの最後にスタッフ一同で打ち上げをして、
その後に有志10人ほどで、鎌仲監督を囲んでの懇親会を開きました。
監督にも飲んでもらうために、終了後に家まで車で送る人を決めておき、
僕も飲むために、一眠りして帰れる場所を用意しての懇親会です。(^_^)v
こちらも大いに盛り上がって、最後まで楽しい一日を過ごすことが出来ました。

鎌仲さん、そしてEフェスタ・スタッフの皆さん、ありがとうございました。
僕らは、選挙によって政権が変わる時代に生き合わせたのですから、
これからさらに、市民活動によって社会が変わる時代にしていきたい!
そんなことを、まるで若い学生のように意気盛んに考えた一日となりました!