「幸せの1ページ」

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原作の題名は「 NIM'S ISLAND 」で、作品にぴったりなのに、
邦題が「幸せの1ページ」なのは、ちょっと残念な気がします。
この映画は、子ども向けの絵本のような仕上がりなのですが、
老若男女、誰が見ても楽しい要素がいっぱい詰まっていましたね。

ハリウッドきっての演技派と言われるジョディ・フォスターが、
外出恐怖症の冒険作家を、コミカルに演じているのも面白いのですが、
主役のニムを演じるアビゲイル・ブレスリンも、魅力的に輝いている。
ニムの父親で、冒険家アレックスでもあるジェラルド・バトラーも、
自らの提案で二役を志願した、熱の入れようだったそうです。

オーストラリアの人気作家ウエンディ・オルーのベストセラー小説を、
この小説の大ファンだという夫婦が監督しているのも楽しそうで、
これはもう、大人も子どもも男も女も、寄ってたかって遊んでいます!
それをオーストラリアの美しい島々で、美しく描き出しているのです。

去年公開されたときは、見たいと思いながらもすぐ終わってしまい、
忘れていたのですが、今回は子どもたちとスクリーンで見る映画会で、
この作品ならいいだろうと、あたりをつけて用意しました。
他にも4本のDVDと、スクリーンとプロジェクターを持って、
夏の終わりの映画会は、やっぱりこの作品が一番の大盛り上がり。

海洋学者でもあるニムの父親と、冒険家アレックスが同じ役者で、
島で野生児のように暮らすニムと、都会で外出恐怖症の作家が、
同じ男性のイメージが大好きで、インターネットで繋がりを持つ。
時代を超えた要素が、いかにも現代的な道具によって味わいを持ち、
多少の不自然さなんか、ものともせずに楽しめる冒険映画です。
夏休みの最後に、家族で見るにはうってつけのお勧め作品ですよ!


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