サンフォルテ・フェスティバル

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26日(土)と27日(日)の両日、
富山県民共生センター(サンフォルテ)行われた、
サンフォルテ・フェスティバルのイベントの中から、
シャキット富山35主催「女が変える、地方の政治」と、
ワーカーズコープ主催「病院で死ぬこと」に参加してきました。

「女が変える、地方の政治」は、松戸市議会議員の中田京さんを迎え、
政策決定過程への女性参画が、比較的うまく行っている理由などを、
具体的な松戸市の女性議員の歴史などから、検討していくものでした。
中田京さんは、独特のユーモアを持ったざっくばらんの人で、
与野党超党派の女性議員の連携が、どのように出来たかってお話や、
議会を動かすには、最大会派を動かさないと行けないってお話など、
具体的なノウハウが一杯詰まった、興味深い内容だったと思います。

1時間のお話のあと、参加者との意見交換がありました(写真)けど、
ちょっと残念だったのが、参加者に現役議員が一人もいないことで、
議員がいなければ、議会で女性の声を実現させることは難しい。
松戸市議会では、議員定数46人の内9人が女性議員だとかで、
これだけ女性義員がいれば、連帯したときの力もあるでしょうが、
富山県内で、議員の2割を女性が占める議会はないでしょう。
この現実こそ、県内の女性の在り方を現しているのかも知れません。

政治活動としては貧弱でも、市民活動としては力を付けてきて、
この日の企画も「市民の政治参画考えてみんまいけ!」のPART5です。
日本中の自治体に、女性の長が増えている折りでもありますから、
せっかく市長が辞めた高岡市など、立候補する女性はいないのかなあ?
そうして見ると、やはり多くの人に共感を得られる話し方が難しい?
だけど「まちづくりNPO」の内容など、市長が考えるべきことだし、
それを纏め上げる実力があれば、市長候補に十分でしょう。

そんなことを考えながら、もう一つの企画「病院で死ぬこと」へ。
これは同名の映画を観て、ホスピス(終末期医療)を考えるものですが、
あまりに単調な映画の前半、10~15分ほど意識を失っていました。(^_^;)
それでも内容は十分にわかったし、持っているテーマは理解できますからね。
一般参加者は10人ほどで、その他に医療関係者とケア関係者が何人か、
意見交換では、人生の終末期を病院で過ごすのか、自宅で過ごすのか?
と言った話から、現在の緩和ケア医療の話を、専門家から聞きました。

この中で少々疑問に思ったのが、なぜ病気の本人告知をしないのか?
この映画が作られた16年前には、本人に知らせず家族に知らせたとか。
それは時代背景もあるかも知れないけど、僕ならまず自分が知りたいし、
今ではそれが当たり前と思っていたら、1割は本人告知をしていないとか。
最初に家族が聞いて、それを本人に知らせるかどうか考えるのではなく、
まず本人が聞いて、それから家族に知らせるかどうかを考えるべきでしょう。
これはやっぱり、本人の意思を蔑ろにしていると思わずにはいられません。

サンフォルテの会場内にいても、なんだか暑いと思っていたら、
外へ出るとさらに暑い、今日はまた真夏日の猛暑だったようです。
エアコンを入れてはガソリン代が掛かるので、窓を全開にして、
途中、梅干しに入れる紫蘇を買って帰ろうとしたら、
いいのがなかったので、今日はやめておきました。