おだやかな小雨
荒々しい雨や風が多くなった気がしますが、
昨日の午後に降りだした雨はおだやかで、
いかにも日本の梅雨を感じさせます。
昨日は朝日が昇る前から、
庄川の試みの田んぼで草を刈り、
お昼にはサンタの森へ手入れに行って、
ヒンヤリとした風が吹いたので帰ってきたら、
そのまま静かに雨が降り出しました。
久しぶりに日中から家にいて、
最近は忙しくし過ぎている自分を反省し、
親しい人がまた苦しんでいることを知って、
またしても無力な自分が悲しい。
もう半世紀以上の時を経て、
それなりに自分を生きてきたけど、
何が出来たんだか出来なかったんだか、
人生はすべて夢のようなものとは、
むかしの人もうまいことを言ったものです。
夢であろうと現であろうと、
晴れていようと雨に濡れようと、
僕はまだここにこうしているようで、
雨水は静かに心に染みいります。
いつもいつもいつも、
なぜこんなにも無力なのか、
だけどきっとその方がいいようで、
力は人をろくな方向へ向かわせませんから、
小雨に濡れて静かにあの人を想います。
