高岡市長立候補者の「高橋正樹」さん

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男女平等の視点で、様々な活動を続けている「シャキット富山35」が、
今回は、橘高岡市長の国政転身により、後を受けた市長選挙に立候補される、
高橋正樹さんをお迎えして、政策方針などの考え方を聞く機会を持ちました。

新潟県副知事と聞いていたので、それがなぜ高岡市長に?と思っていたら、
彼は高岡高校出身、東大法学部から自治省へ、さらに総務省へ進んだ人でした。
新潟県副知事のあとも、総務省大臣官房で「ふるさと納税」制度に関わり、
先月までは、(財)地域創造常務理事として、地域づくりに関わっておられる。
自民党が推薦する市長候補としては、納得のいく経歴と言えるかも知れません。

対話時間は30分ほどの予定でしたので、なぜ高岡市長に立候補されたのか、
高岡をどのように考えておられるのか、と基本的なところから話を伺いました。
地方自治の政務をされていた経験からか、高岡市富山県呉西地区の拠点から、
飛越能地区の拠点になるような政策を考えておられるようで、産学協同による、
産業構造の改革などをやりたい、とのお話を聞くことができました。

シャキットからは質問事項もまとめてはいたのですが、当日手渡ししたので、
これは正式に選挙が告示される前の7月4日までに、回答をいただくこととし、
この日は参加者が直接意見交換する形で、いくつかの懸案事項を質問しました。
具体的には、(1)高岡市政として男女平等・共同参画施策に対する考え方や、
(2)子どもと高齢者を中心とした弱者政策への考え方、(3)環境対策、
(4)協働ルールの活用、(5)まちづくりの方針、などの意見交換でした。

おおむね彼の考え方はわかりましたし、回答にも不明瞭なところはなく、
高岡市の市街地空洞化対策や、新幹線駅を含めた新しい開発の考え方など、
幅広く彼の考え方を聞いて、優秀な行政マンであることは了解できました。
そこで誰からともなく、シャキットのメンバーが揃って要求したのは、
どんな政策をするにしても、立案段階から市民との“協働”を大切にして、
最終的には、立案、施策、評価までを透明性のある“協働”としてほしいこと。

限られた短い時間でしたので、ここまでが意見交換の限界だったでしょうか。
僕は最後にもう一つ、高岡市が飛越能地区の拠点を目指すのは結構なのですが、
それは「行きたい場所」ではなく、「住みたい場所」として目指して欲しい!
と付け加えましたら、彼も納得してくれたようで頷いてメモをされていました。
実際に市長となった場合には、行政スタッフとの駆け引きもあるでしょうし、
思うようにいかないことも多いでしょうが、まずは“協働”こそ基本です。

彼は自民党の推薦を受けていますが自民党員ではない、地方政治こそ専門で、
政党とは距離をおいて、地方自治の精神を活かしていただきたいと願います。
ともあれ、事前にこうして意見交換できたことは良かったと思います。