自然農講座が始まりました!

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今年も「命を活かす!自然農の味わい」講座が始まりました。
今回は大豆と雑穀をテーマに、自然農の実習が中心になります。
第一回目の今日は、光教寺に集まってのレクチャーが中心で、
南砺市生涯学習課の学遊塾担当者から、注意事項などもいただき、
僕の方からは、自然農の基本的な考え方や今後の予定を話しました。
申込者は10人でしたが、一人キャンセルになって9人の参加。
そのうち5人は、以前の講座から参加している人たちなので、
新しく参加された方は4人、それにヘルプスタッフが加わります。

一通りの話をしてから、みんなで車を連ねてサンタの森へ行きました。
途中に、放置田を使った自然農田んぼがあるので、ちょっと見てもらい、
まるでビオトープ状態の苗床に、元気な苗が育っていることも確認です。
すぐにまた車を連ねて、国道156号線を岐阜方面に登っていくと、
廃墟となった旧かんぽの宿の少し向こうに、山へ入る登り口があります。
その急坂な一本道を登っていって、突き当たりにあるのがサンタの森。
スキー場だったときは初心者が遊んだような、ゆるいスロープ上に、
僕らの自然農区画が、杭打ちをして確保してあるのです。

皆さんに説明しているときは、携帯カメラを車中に置いてきていたので、
この写真は、ほとんどの人が帰ったあと残って種を蒔いている人です。
今回の講座では、一人(3m×10m)の区画を割り振っていて、
基本的に蒔く種として、モチアワ、タカキビ、エゴマ、大豆を渡しました。
それぞれみんな、自然農栽培から自家採種したものばかりですので、
収穫すれば、そのまんま自然農による収穫作物と公言できます。
種自体がF1種だったりすれば、自然農作物とは言えませんからね。
そのほかに、カボチャやイモ類を植える人は、自分で苗を用意します。

ここはゆるい傾斜がある土地なので、畑と言っても畝立てもしません。
大きな石だけは取り除いて、草も地面を守って保湿する役目があるので、
種を蒔くところ以外は草もそのままで、すじ撒き、あるいは点撒きします。
実際にやってみればすぐわかるのですが、草を刈った地面は乾燥します。
そうして種を蒔くところだけ草刈りを済ませると、小さな種を降ろし、
その上に少量の覆土を被せて、周辺から刈り取った草で覆います。
これは、土を裸にしないためですが、ここでは水遣りもしないので、
なるべく乾燥しないように、多めに草を被せた方がいいと判断しました。

僕はスタッフのDENさんと二人、今日は弁当を持って行ったので、
他のみんなが帰ったあと、食事をして、もうひと仕事して帰る予定でした。
ところが、この敷地やレストラン棟の管理者の人と、話を始めたら、
あれこれと話が弾んでしまって、2時間ほど話し込んでしまい、
結局今日のところの作業は終わりにして、適当に切り上げて帰りました。
こうしたゆる~い感じも、自然農のいいところだと思っています。
少しずつ少しずつでも、自然農を実践する人が増えていけば、
やがて多くの人の意識も、変わっていくと思うのです!