質素で贅沢♪
天気予報では、木曜日くらいまで雪は降らないはずだったのに、
明日は、いよいよタイヤを履き替えなくてはならないようです。
太平洋側や、暖かい地方の人は、わからないかも知れませんが、
雪国では、雪が降るとタイヤをスタッドレスに履き替えます。
今年も暖冬なので、今まで履き替えないで過ごしましたが、
もう今週からは、本格的に冬の雪ってことでしょう。
明日は畑へ行って、取れる野菜の収穫を済ませてきます。
雪が積もると傷むし、収穫も困難になってしまうからです。
でも白菜や大根などは、全部収穫せずに残しておけば、
来年の春には、新しい芽が伸びて菜花として食べられます。
１月に雪が少なければ、掘りだしても食べられますしね。
今は便利な世の中になって、真冬でもスーパーへ行けば、
たいがいの野菜は、いつだってお金さえ出せば手に入ります。
だけどやっぱり、その土地の自然のなかで、自然に育ったもの、
これが一番美味しいし、季節の味わいも感じることができる。
自然農を始めたのは自給のためでしたが、今では喜びが大きい。
写真の朝食は、小豆入りご飯と野菜たっぷり味噌汁と梅干しで、
厚揚げ以外は全部自家製の、質素で贅沢な献立なのです。
最近は健康食品ブームとかで、雑穀米などもはやってますが、
たとえばサプリメントや、何とか抽出エキスなども含めて、
微量元素を取ることを目的としているものが多いですね。
だけど食の微量元素が不足する理由の多くは、捨てるからで、
作物の全部を食べていれば、それが命ですから完璧なのです。
たとえばご飯は、いつも精米しない玄米食にしていれば、
わざわざ雑穀を使わなくても、バランスのいい食事になる。
野菜も新鮮なものは、全部捨てずに食べるのがコツでしょう。
この味噌汁には、大根、人参、里芋、カブと葉が入っていて、
もちろん味噌も梅干しも自家製ですから、安心安全ですし、
スーパーで買った厚揚げの袋以外、ゴミなんかもないので、
ゴミ出しなんかは、２週間に一度で済んでいます。
こうした生活に掛かるおカネは、わずかなものですし、
写真で見る通り、特別なご馳走が並ぶわけでもありません。
だけど僕にとっては、どんなご馳走よりも贅沢な食卓で、
これ以上確信を持って、安心して食べられるものはないのです。
僕はこれを、質素で贅沢な食事だと思っているのです。
さあさ、おカネや企業に振り回されてばかりいないで、
もっと自由に、自分の才覚と努力で土に向かいて生きましょう♪
