学生によるディベート

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13日間に渡るEフェスタ2008の締めくくりに、
メインイベントは、高校生と大学生のディベートがあるので、
今日は朝からその会場設営など、スタッフをしに行ってきました。

10時半集合で、会場設営は30分ほどで終わりましたので、
その後は合唱のリハーサルのために、会場にはいられません。
別の場所で食事を済ませると、もう13時半まですることもなく、
プレイベントの津軽三味線を聞きに、センター前広場に行きました。

演奏していたのは、中山孝志さんと安藤有希子さんです。
彼らの演奏は、もういろんな場所で何回も聴いていたのですが、
しばらくぶりに聴くと、とても聴きやすくなったように感じたのは、
僕の耳が慣れたのではなく、彼らがうまくなったからでしょう。
同じような感想を、となりで聴いていた人からも言われたのです。

何がどううまくなったかは、専門科でないのでよくわかりませんが、
一つ言えることは、激しい打ちもうるさく感じなくなったし、
曲がいかにも流れに乗って、以前よりも滑らかに感じたのです。
これはいわゆる、高岡流津軽三味線なのかもしれませんね♪
さらに僕は、新しい無題のジャズふうアレンジ曲も好きでしたね~。

さて会場リハーサルも終わった頃を見計らって、会場に戻り、
テーブルの名札付けなど準備して、13時にオープニングの合唱です。
今回はなるべく学生たちを巻き込もうと言うことで、高校生の合唱部。
今年の合唱コンクール課題曲だった「手紙」ほか4曲を聴きました。
それから大急ぎで会場のセッティングを直して、いよいよディベートです。

高岡第一高校ディベート部の4人と、高岡法科大学の有志4人で、
論題は「日本は労働者派遣を禁止すべきである。是か非か」でした。
この論題設定は、禁止は是か非か?と否定の否定でわかりにくいので、
できれば「派遣労働者制度は、是か非か」にして欲しかったけど、
今年のディベート甲子園の論題だったそうなので、そのままです。

それぞれ、【立論】【質疑】【第一反駁】【第二反駁】といまして、
ファシリテーター永田円了さんの進行で、各立論から始まりました。
双方立論はよく出来ていたと思いますが、そのあとの反駁になっても、
相手の論理を覆す展開にはならず、用意した理論ばかりだったのが残念。
その場で相手の理論に反駁して論を立てるのは、難しいのでしょう。

結局双方の論点は、わかるようなわからないような微妙なものでしたが、
ディベートの後、会場参加者との「本音でトークトーク」になって、
大勢の参加者に次々に意見を言いたくならせたのは、上出来だったのです。
ディベートはどちらが正しいわけではなく、聞いて考えることが大事!
欲を言えば、こうして出てきた意見をさらに深めたいところでしたが、
予定時間を大幅に超えてしまって、本日はここまでとなりました。

僕にしてみれば、秋の農作業に大切な晴れの一日を潰しましたが、
こうして自分たちの活動から、社会を魅力あるものにしたい人たちと、
一緒に何か出来ることは、大切な事だと思う気持ちも強いのです。
特に今回は、地元の高校生や大学生と繋がりが持てたのが良かった。
こうした広がりが、さらなる繋がりへと連携を深めれたらいいですね!