おだやかな晩秋

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今年は柿の実が、枝もたわわにたくさん生りました!
朝から自然農の学びの日だったので、田畑へ行ってみると、
親子連れで、小さな子どもたちが4人も来ていました。
まだ柿を食べられないくらい、小さな子もいましたが、
この女の子には、手の届くところに美味しそうな柿がある。

だけどきっと、直接木から柿をもいだことはないのでしょう!
どうしていいかわからずに、そっと手を挙げて見ていました。
とってあげようか?と声を掛けられて、首を横に振って、
じゃあ自分で取ってみる?と言われて嬉しそうに笑顔です。
すぐ目の前に枝を引き寄せられて、大きな柿の実が現れます。

さあこうやって捻って取るんだよ、と教えられた女の子は、
おそるおそる、小さな手に大きな柿を掴んで捻ってみました。
なかなか、おやつ皿のお菓子を取るようには行きません。
ちょっと力を助けてもらって、ようやくうまく、もげました♪
そして、しばらくジッと、その柿と枝を見つめていました。

目の前に起きた不思議な出来事に、感動していたのでしょう。
やがて嬉しそうに振り向いて、世界を見回していたのです。
朝からの小雨が止んで、瑞々しい木洩れ日が降り注ぐ、
すぐ近くに小鳥が鳴いて、一緒に喜んでいるようです。
草や枯葉を踏みしめて、新しい命が繋がれて行くようです。


このすばらしい世界を、賢い人間が壊しませんように!