成長した古代米!

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僕らの田んぼでは、古代米も8種類作っています。
その中でも代表的なもので、今の状態を並べてみました。
左から順に、一番熟成の早い香り米、典型的な黒米、
トゲのある赤米、そしてようやく花が咲いたみどり米です。
香り米は、10月初めには収穫出来るでしょうが、
一番遅いみどり米は、11月の収穫になりそうです。

それぞれ味わいも違うし、ここには出ていない赤米には、
モチ米があったり、黒米には韓国黒米と呼んでいるものもある。
それらは自然農をしていた人から、種籾をもらっているけど、
正式な品種名なんか、もう誰にもわかりません。
元の遺伝子は同じでも、環境によって育ち方も違うはず。
それでいいと思うのですが、お役所は違うようです。

いよいよ日本でも、種子の知的財産権が法律化されるようで、
購入した種子の子孫を、勝手に採取して使ってはいけない!
なんて事を、法文化する案が出ているようなのです。
名目はきれい事ですが、勝手に食料栽培させない法律です。
少しでも多くの人に、農業に携わって欲しいというのに、
農水官僚や政治家は何を考えているのでしょうか?

どうせまた、お金の利益ばかりしか頭にない人たちが、
農業を金儲けの手段と考えるから、こんな発想が出てくる。
手仕事農業による小さな幸せを求める人は蹴散らされて、
たくさんの税金を納める、企業活動だけが奨励されるのです。
いい加減に目が覚めて欲しいものですが、難しそうです。
次の衆議院選挙でも、お金でない幸せなんて無視でしょう。

それでも、たとえまた新たな悪法が定められるとしても、
今現在使われている種子や種籾が、すぐに違法とはならない。
そのくらいの真っ当な判断はされるでしょうから、
僕らはなるべく早く、やがて手遅れにならないうちに、
作物の種子や種籾を、買わなくていいようにしておこう!?
なんて、そんな事まで考えなくちゃいけない時代になるの?