秋の自然農畑

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先週末は「富山自然農学びの場」実習の日だったので、
この前後にかけて、秋の農作業を総点検しました。
と言っても、田んぼは今月末から稲刈りになりそうなので、
それまでにハサ立てをしようと決めただけなのですが、
畑の方は、冬になる前の作付けを決めなくてなりません。

今のところ、まだインゲンやナスの収穫はあるものの、
夏野菜はほぼ終わって、残るは里芋、ズッキーニ、エゴマ
その後に秋冬野菜としての大根、白菜、カブ、ニンジン、
べんり菜、キャベツ、などが、この一ヶ月間に植えてあって、
その他に来年の春用に、ラッキョ、ニンニクも植えました。
タマネギとレタスは苗ポットに種を蒔いて育てています。

面白いところとしては、春先に移植して食べたアサツキが、
今頃になって再び葉を伸ばし始めているので、切って食べて、
またそのまま、来年の春にも食べられるのが楽しみです。
そうそう、忘れてはいけない小豆と黒豆も大きくなりました。
特に小豆は、去年よりもだいぶ多めに植え付けてあるので、
順調に収穫出来れば、ストック出来るほどの量になるでしょう。

写真は自然農畑の様子を写したもので、右側はニンジンです。
草は刈ってもそのまま寝かせてしまうし、完全には刈らず、
作物が草と共生するように育てるのがいいとしています。
僕の場合は夏に一ヶ月間留守にして、手入れをしないので、
帰ってくると、ミニジャングルのようになっているのですが、
たいがい稲刈り前には、こうして元のバランスに戻ります。

今日は秋植ものとして初めて、べんり菜とカブの間引きをし、
ニンジン、インゲンと共に、味噌汁の具としていただきました。
カブは相変わらず、黒い小さな虫が付いて葉を食べています。
これも多少は仕方のないことですが、カブが全滅しないように、
葉喰いの目立つところは、風通しを良くして虫も減らしました。
上空から葉陰の虫を見つけて、ピンポイント攻撃です。

虫を全滅させることなんかできませんが、それでいいのです。
ある程度の虫は、自然界全体のバランスにとって不可欠ですし、
どんな生き物にも、生きる権利があると思えば気持ちも安らぐ。
そうしたすべての関わりで、生き方を考えるのが自然農です。
今日も一日、無事に過ごせたことを感謝してお酒を飲みます!


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