うれしい話♪

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お昼にテレビを見ながら食事をしていたら、
NHKで「ふるさと一番」って番組をやっていました。
「若者集まれ!未来の有機農業」となっていましたので、
へえ~、どんな有機農業なんだろう?と思ってみていたら、
茨城県水戸市からの中継で、どこかの農学校のようでした。

そこの有機農業担当の教官が、紹介していたやり方は、
 ○ 虫をもって虫を制する。(虫の環境を守る)
 ○ 雑草は抜くな!(草葉の陰に益虫が生息する)
 ○ 畑は耕さない。(土壌の生き物環境を壊さない)
この三つを取り入れた、新しい科学に基づく農業だとか・・・
????これって、僕らの自然農そのまんまじゃないですか!

この先生は、もう十年近くこうした農業の研究をしてきて、
来年にはこの考え方で、有機農業コースを開くそうです。
そうすれば、一気にこうした農法は広がっていくでしょう。
いつかはこうした農法が主流になるとわかっていても、
僕らのようなマイナーな市民だけの実践では、広がりは遅い。
それを学校で教えてくれるとなれば、広がりは加速するでしょう!

僕らの自然農との違いは、それを生き方とするかしないかで、
学校では、単に農業の手法として取り入れるだけですから、
生き方は関係なく、新しい有機農法による増産を目指します。
それでも、○耕さない、○草や虫を敵としない、は同じなので、
農環境から率先して自然環境を変えることで、社会も変わる。
まずは、衣食住を人々の暮らしの身近なところへ引き寄せます。

ここでまったく違う発想からの、フードマイレージを考慮して、
地産地消による新しい有機農作物が、食材の中心になれば、
地域による食とエネルギーの自給にも、一歩近づきます。
「食」の自給は、エネルギーの節約にもなるからです。
遠方からの移動に掛かる、膨大な費用や労働を節約すれば、
自然力だけで、エネルギー需要を賄えるようになるでしょう!

そうすれば、税金を増やして高速道路を増やす必要もないし、
海外からのオイルを守るために、軍隊を派遣する必要もない。
社会保障や福祉医療に回せる予算だって増えてくるでしょう!
それ以外のことは全部、地方自治体に任せてしまえば、
無用な政府詣でや、天下り官僚も必要なくなるのです。

いつも言っていることですが、準備は出来ているのです。
足りないのは、一歩踏み出す智恵と勇気と、思いやりです。
新しい世界へ踏み出すことは、簡単なことじゃないけど、
すでに歩き始めている人も、現実の社会に大勢いるのですから、
この大勢をもう一押しして、社会が無視出来ない勢力になれば、
そのとき世界は、一気に新しい姿を見せるでしょう。


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