田植えも終わり

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北陸地方も先週に梅雨入りして、それでも本格的な雨になる前に、
昨日の午後、なんとか全部の田植えを終わらせることが出来ました。
今年はコシヒカリの他に、川口さんが育てているトヨサトも植えました。
これは去年、石黒さんが試しに植えたものが良く育っていたので、
その種籾を分けてもらって、苗床で育てて植えることにしたものです。
コシヒカリのような早稲品種ではないので、じっくり期間を掛けて、
大地の自然な恵みを、たっぷりと稲穂に実らせてくれるでしょう!

古代米は、残念ながら去年の半分しか作付けできませんでした。
なにしろ自分の土地があるわけではないので、思うようには行きません。
「学びの場」として借りている田畑なので、新しい人を歓迎しており、
今年は新人が3人増えたので、僕の区画を少し減らす必要がありました。
それでも去年と同じ、7種類の古代米は維持して作っているのですが、
今年の苗の出来は、なぜかモチ米の赤米が悪くて、黒米の一種が良かった。
そこでこの出来の良かった黒米を、頼成黒米と呼ぶことにします。

黒米は3種類作っていて、一つは韓国黒米で形もわかりやすいのですが、
残り2種類は、見た目には余り変わらないので区別が難しいのです。
見た目に変わらないなら、いっそのこと同じってことにしてしまおうか?
そう思ったこともあるけど、やっぱりルーツは違うので別管理してました。
すると今年、その片方の苗だけが良く育って、もう一方は悪かったのです。
これはやっぱり違う品種として、分けて維持する価値はありそうです。
赤米もモチ赤だけなら育ちが悪く、ウルチ赤があったので助かりました。

いま米作りのメンバーは9人ですが、面積を増やしたい人が何人かいて、
来年には、これに新しいメンバーが2~3人でも増えてくれたなら、
自然農田んぼの面積自体を増やすことも、可能になるかもしれません。
もちろん、地主さんとの交渉もあるので、簡単ではありませんけどね!
この場所で自然農を始めて7年、田んぼを初めて6年になるので、
周囲の人たちにも、ようやく僕らの存在が認められてきた気もします。
周辺での除草剤の散布も減って、草刈り機による除草が増えました♪

僕自身に関して言えば、今年は田んぼの面積が減ったとは言っても、
新たにサンタの森で、自然農の作物を作らせてもらえることになって、
大豆、青大豆、鞍掛豆、タカキビ、モチキビ、モチアワなど植えました。
白綿花、青綿花、茶豆などを植えている人もいて、作業は忙しいです。
人手さえあれば、新たに田畑を借りられる話しもあるのですが、
あまり場所をあちこちに分散しては、移動費用ばかりが増えてしまう。
生き方としての自然農を思えば、オイル使用は減らしたいですからね。