食とエネルギーの自給を!

最近のマスコミ報道を見ていると、
今の日本は、政治・経済・社会において、
難しい問題をたくさん抱え、大変そうです。
国会も自衛隊も、まるで戦時下のように大騒ぎで、
オイル価格の高騰や、円高、食糧不足、金融不安、
日銀総裁の空白やら、道路特定財源の是非など、
どうしてこんなに難問を抱えているのでしょうか?

はっきり言って、自分たちで問題を作っている?
としか思われないような、行政の混乱があります。

そもそも日本は将来に何を目指しているのでしょう?
まずそこのところが、まったく見えてきません。
世界の流れは、ローカルこそがグローバルをリードして、
ローカルで自立した雛形が、世界標準となりつつある。
何でも輸入しないと資源がないと言われる日本でも、
76市町村で、エネルギーの自立が出来ている。
なのに政府は相変わらず経済拡大を金科玉条にしている。

なぜそんなに、おカネ経済ばかり信奉するのかと言えば、
利権がらみで搾取しやすいからにほかならないでしょう。

歴史上でも現代でも、多くの人が実践している通り、
人が幸せになるには、あまり多くのお金は必要ないし、
むしろ小さいお金こそが大切で、大きなお金は邪悪になる。
量の過剰が、意味の変容までもたらす例になるのです。
大きなお金がないと買えないは、軍事兵器と公共事業で、
それらはなるべく小さくないと、誰かに迷惑を掛ける。
なるべく小さい方が、健全な社会とも言えるでしょう。

さて、それでは行政が大きな間違いをしているとして、
僕らは、愚痴を唱えて見ているしかないのでしょうか?

いえいえ、実はその政治家を選んだのが僕らである以上に、
僕らの生活スタイルそのものが、悪行を後押ししている。
あらゆるものをお金勘定で考え、要求することで、
人は人間ではなく、孤立した数字にされているのです。
数値化した人に、幸せなど巡ってくるはずがありません。
幸せになるには、まず個々人が自立することが必要なのです。
その基本こそ、食とエネルギーの自立にほかなりません。

個人で自給が難しいことは、家族や小さな共同体で賄い、
それでも難しいことだけ、地域社会で賄うのが基本です。

それより大きな行政単位は、福祉と調整に徹すればいいし、
なるべく何もしないでいられるのが、豊かな社会の証拠です。
したがって僕らがやるべき事は、まず自分の生活を自立させ、
食とエネルギーの自立に向けて、生活をシフトさせること。
直接農作業が出来ない人でも、その方向で知恵を出して、
自分が関わる仕事を、その方へ向けさせればいいのです。
おカネを使わずに、直接生活そのものを楽しめばいいのです。

おカネがないからと、総収入10年分にまで借金を膨らませ、
食料やオイルが欲しいからと、軍備をして海外派兵を目指す。

こんな行政を後押しすることを止めて、自分の生活を正せば、
そうしたおカネに頼らない、生活自体の楽しみが広がれば、
環境破壊をするチカラは弱まり、戦争するチカラも失われる。
破壊に繋がる大きなおカネは姿を消して、小さなおカネが、
人々の個性を繋ぐ道具になっていくかも知れません。
人が幸せになる唯一の道は、拝金カルト教から足を洗って、
持って生まれた命の豊かさに気付くことから始まります。

問題を難しくしているのは、あなた自身ではありませんか?
気付いた人から、問題を起こさない生き方を始めましょう♪



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