「県議会ネット」開催
市民の「政治参画プロジェクト」による活動の一環として、
先週末に、富山県の県議員と県民による意見交換会を行いました。
僕はその後すぐに東京行きがあって、ブログアップできなかったのですが、
その様子をまとめてみましたので、ここに報告しておきます。
~~~「県議会ネット」記録~~~
日時:2007年11月30日(金)10:30~12:00
場所:富山市サンフォルテ団体交流室
参加費:資料&茶菓代として100円
10:00 スタッフ現地集合
会場準備(テーブル、資料、珈琲、菓子)
10:30 開催 参加者= 富山県議会議員4名 + 富山県民18名
(夏野元志県議・山上正隆県議・火爪弘子県議・武田慎一県議)
10:30~35 プロジェクトスタッフ青木さんの司会・進行でスタート
政治参画プロジェクト代表(イソップ)から「議会ネット」趣旨の挨拶
10:35~40 提案者・山本さんから「市民提案議題1」の説明
男女共同参画推進施策について、
「男女共同参画の推進の状況及び男女共同参画推進施策の実施の
状況についての報告書」(平成19年9月富山県発行)を基に、
○経済、行政における女性の管理職登用が伸びないのはどうしてか?
○今の推進員制度は現状を改善する機能を果たしていないのではないか?
○今まで行政に訴えていた活動が実を結ばないのはどうしてなのか?
議員と意見交換できたので、議員の考えを直接聞いてみたかった。
と発言された。
10:40~11:15 これに対しての意見交換
(山上議員)自分の選挙母体である労働組合でも、代表は男性ばかりなので、
女性からの意見があまり届いていないのは自覚している。
皆さんがどうして欲しいのかを提案していただければ、
その意見を、県に提案する手伝いは出来る。
(火爪議員)子育て支援は、学童保育所がネットワークの原点になっている。
共同参画推進員に関しては、誰が推進員を選んでいるのかも問題で、
これを活性化するには、名誉職的に任命するのではなく、
実際に活動してくれる人を任期期限付きの公選で選ぶ必要がある。
(夏野議員)推進員が何をするかは、県の方から指導したりするのではなく、
推進員がカリキュラムを作って、県に協力してもらうのがいい。
県政は国政と違って、与野党が協力して出来ることも多々あるので、
必要があれば協力できるので、提案して欲しい。
(武田議員)県内の学校関係では、女性管理職の割合が高くなっている。
自分の生活や身辺を見ると、男女共同参画も進んでいると思う。
むしろ最近の新聞記事などでは、DVの問題が多く取り上げられ、
こちらの問題の方が、関心があるのではないか。
○県に対しては、以前から何度も申し入れをしているのに聞いてくれない。
○推進員の集まりも情報が伝わらず、何をしているのかよくわからない。
(山上議員)推進員の集まりが閉鎖的なのは問題で、情報がわからない。
(火爪議員)会の連絡があった時は出ていくし、参加拒否は出来ないはず。
○推進員制度の活動自体が、各地区でバラバラな打合せをしており、
市町村合併後の現状に合わなくなっているのではないか?
○議員からも一緒にやろうと言っていただき、この件に関しては、
山上議員を中心に別会を設けて活動することと決めました。
(夏野議員)漠然と集まるのではなく、テーマを絞って話をしたい。
○その他の懸案も、テーマを絞って集まりを持ちましょう!
11:15~20 提案者・淡川さんから「市民提案議題2」の説明
富山県が取り組む原子力防災計画について
○事故が起きた場合の人体への影響を、軽く見過ぎているのではないか?
県内には原子力施設がなく、EPZ範囲にもならないことを理由に、
「原子力災害対策特別措置法による原子力防災計画ではない」
としているけど、
○富山県はどんな法律に基づく対策を考えているのか?
○実際に原発事故が起きれば、避難民の受け入れとか検討しないのか?
○緊急を要する放射能漏れ等の事故の場合に、誰が避難指示をするのか?
情報があれば教えていただきたい、と発言された。
11:20~45 これに対しての意見交換
(武田議員)放射能雨漏れなどの緊急を要する重大事故においては、
少しでも近くの、市町村長の首長が判断して、
すぐに避難対応が出来るようにするべきだと思う。
(夏野議員)法的根拠の曖昧さは感じているので、これを明確にして、
事故の時の避難はどうすればいいかなどの情報を、
必要な人にスムーズに流れる手だてをしておかなくてはならない。
(火爪議員)原子力の平和利用自体は賛成だけど、危険があることを前提に、
万が一の時はどうするかを、事前に考えておく必要がある。
原発を推進する機関とチェックする機関が同じ省内にあるのは問題。
(山上議員)原発は必要だと思っているけど、富山県人は防災意識が薄い。
自治体で実施している防災訓練などに参加する人が少ないのは問題。
○国策として危険な原発を推進している理由がわからない。
○自然エネルギーの可能性をきちんと検証しているとは思えない。
(火爪議員)原発推進の予算を、自然エネルギーの開発に向ければ、
自然エネルギーで電力を賄うことも可能だと思われる。
○富山県ではどんな自然エネルギー利用が有利かの検証もないまま、
危険な原発をエネルギー政策の前提にするのはやめて欲しい。
11:45~50 関連する別件として、伊藤さんから発言
国民保護法案によって、防災訓練などが始まったけど、
これらは住民の安全を守るよりは、戦時対応の訓練のように思われる。
こうした国民総動員のような訓練ではなく、住民を守るために、
本当の危険が何かわかるようにして、安全対策を考えてほしい。
11:50~12:00 これに対しての意見
○新しい流れとして、市民が政治に意見を持つようになったのだから、
議員と一緒になって、問題解決に向けて活動したい。
○この意見交換会も、年に4回の議会に合わせて、定期的に開催しましょう。
12:00~10 それぞれの参加者が、直接議員と話をしました。
12:10 終了です。
(※ 終了後にも、熱心な市民と県議の意見交換は続いていました。
具体的な活動の話もされたと聞きます。写真はその様子を写したものです。)
先週末に、富山県の県議員と県民による意見交換会を行いました。
僕はその後すぐに東京行きがあって、ブログアップできなかったのですが、
その様子をまとめてみましたので、ここに報告しておきます。
~~~「県議会ネット」記録~~~
日時:2007年11月30日(金)10:30~12:00
場所:富山市サンフォルテ団体交流室
参加費:資料&茶菓代として100円
10:00 スタッフ現地集合
会場準備(テーブル、資料、珈琲、菓子)
10:30 開催 参加者= 富山県議会議員4名 + 富山県民18名
(夏野元志県議・山上正隆県議・火爪弘子県議・武田慎一県議)
10:30~35 プロジェクトスタッフ青木さんの司会・進行でスタート
政治参画プロジェクト代表(イソップ)から「議会ネット」趣旨の挨拶
10:35~40 提案者・山本さんから「市民提案議題1」の説明
男女共同参画推進施策について、
「男女共同参画の推進の状況及び男女共同参画推進施策の実施の
状況についての報告書」(平成19年9月富山県発行)を基に、
○経済、行政における女性の管理職登用が伸びないのはどうしてか?
○今の推進員制度は現状を改善する機能を果たしていないのではないか?
○今まで行政に訴えていた活動が実を結ばないのはどうしてなのか?
議員と意見交換できたので、議員の考えを直接聞いてみたかった。
と発言された。
10:40~11:15 これに対しての意見交換
(山上議員)自分の選挙母体である労働組合でも、代表は男性ばかりなので、
女性からの意見があまり届いていないのは自覚している。
皆さんがどうして欲しいのかを提案していただければ、
その意見を、県に提案する手伝いは出来る。
(火爪議員)子育て支援は、学童保育所がネットワークの原点になっている。
共同参画推進員に関しては、誰が推進員を選んでいるのかも問題で、
これを活性化するには、名誉職的に任命するのではなく、
実際に活動してくれる人を任期期限付きの公選で選ぶ必要がある。
(夏野議員)推進員が何をするかは、県の方から指導したりするのではなく、
推進員がカリキュラムを作って、県に協力してもらうのがいい。
県政は国政と違って、与野党が協力して出来ることも多々あるので、
必要があれば協力できるので、提案して欲しい。
(武田議員)県内の学校関係では、女性管理職の割合が高くなっている。
自分の生活や身辺を見ると、男女共同参画も進んでいると思う。
むしろ最近の新聞記事などでは、DVの問題が多く取り上げられ、
こちらの問題の方が、関心があるのではないか。
○県に対しては、以前から何度も申し入れをしているのに聞いてくれない。
○推進員の集まりも情報が伝わらず、何をしているのかよくわからない。
(山上議員)推進員の集まりが閉鎖的なのは問題で、情報がわからない。
(火爪議員)会の連絡があった時は出ていくし、参加拒否は出来ないはず。
○推進員制度の活動自体が、各地区でバラバラな打合せをしており、
市町村合併後の現状に合わなくなっているのではないか?
○議員からも一緒にやろうと言っていただき、この件に関しては、
山上議員を中心に別会を設けて活動することと決めました。
(夏野議員)漠然と集まるのではなく、テーマを絞って話をしたい。
○その他の懸案も、テーマを絞って集まりを持ちましょう!
11:15~20 提案者・淡川さんから「市民提案議題2」の説明
富山県が取り組む原子力防災計画について
○事故が起きた場合の人体への影響を、軽く見過ぎているのではないか?
県内には原子力施設がなく、EPZ範囲にもならないことを理由に、
「原子力災害対策特別措置法による原子力防災計画ではない」
としているけど、
○富山県はどんな法律に基づく対策を考えているのか?
○実際に原発事故が起きれば、避難民の受け入れとか検討しないのか?
○緊急を要する放射能漏れ等の事故の場合に、誰が避難指示をするのか?
情報があれば教えていただきたい、と発言された。
11:20~45 これに対しての意見交換
(武田議員)放射能雨漏れなどの緊急を要する重大事故においては、
少しでも近くの、市町村長の首長が判断して、
すぐに避難対応が出来るようにするべきだと思う。
(夏野議員)法的根拠の曖昧さは感じているので、これを明確にして、
事故の時の避難はどうすればいいかなどの情報を、
必要な人にスムーズに流れる手だてをしておかなくてはならない。
(火爪議員)原子力の平和利用自体は賛成だけど、危険があることを前提に、
万が一の時はどうするかを、事前に考えておく必要がある。
原発を推進する機関とチェックする機関が同じ省内にあるのは問題。
(山上議員)原発は必要だと思っているけど、富山県人は防災意識が薄い。
自治体で実施している防災訓練などに参加する人が少ないのは問題。
○国策として危険な原発を推進している理由がわからない。
○自然エネルギーの可能性をきちんと検証しているとは思えない。
(火爪議員)原発推進の予算を、自然エネルギーの開発に向ければ、
自然エネルギーで電力を賄うことも可能だと思われる。
○富山県ではどんな自然エネルギー利用が有利かの検証もないまま、
危険な原発をエネルギー政策の前提にするのはやめて欲しい。
11:45~50 関連する別件として、伊藤さんから発言
国民保護法案によって、防災訓練などが始まったけど、
これらは住民の安全を守るよりは、戦時対応の訓練のように思われる。
こうした国民総動員のような訓練ではなく、住民を守るために、
本当の危険が何かわかるようにして、安全対策を考えてほしい。
11:50~12:00 これに対しての意見
○新しい流れとして、市民が政治に意見を持つようになったのだから、
議員と一緒になって、問題解決に向けて活動したい。
○この意見交換会も、年に4回の議会に合わせて、定期的に開催しましょう。
12:00~10 それぞれの参加者が、直接議員と話をしました。
12:10 終了です。
(※ 終了後にも、熱心な市民と県議の意見交換は続いていました。
具体的な活動の話もされたと聞きます。写真はその様子を写したものです。)