日本人の国際貢献

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武力を持って外国へ行くことが国際貢献とは、
僕には、どう考えても間違っていると思われるけど、
実際に世界では、どんな国際貢献が必要とされているのか?

そのときに一つの鍵となるのが有名人の活動でしょう。
今も昔も、映画界からはそうした人が多く出ており、
飢餓に取り組んだオードリー・ヘップバーンや、
ジェ-ン・フォンダによる反戦運動の広がりなど、
一流の俳優による活動は、一気に世界に広がっていく。

こうした影響力はいつの時代にも大きいのですが、
現在のいわゆるスターの活動も、たくさんあります。

ジョージ・クルーニーは、アフリカの紛争解決に。
アンジェリーナ・ジョリーは、国連難民救済の親善大使。
ブラッド・ピットは、ハリケーン災害復興支援を。
レオナルド・ディカプリオは、ゴアを助けて環境問題。
ナタリー・ポートマンは、国際地域社会貧困問題に。

ドリュー・バリモアは、世界食糧計画飢餓対策親善大使。
ニコール・キッドマンは、DV防止のユニフェム親善大使。
スカーレット・ヨハンセンは、被差別難民ダリットの援助。
リチャード・ギアは、長年チベット問題に取り組んでいる。
さらにエイズ問題では、ジュード・ロウナオミ・ワッツ

これらは図書館で読んだ映画雑誌に載っていたのですが、
映画界の多くの人に、こうした問題意識があるからこそ、
社会問題を扱った、優れた映画が生まれてくるのでしょう。
こうした活動は、すでに立派な国際貢献だと思います。
それが、日本の映画界ではどうなのかと見回した時に、
有名な俳優などに、そうした活動をしている人は少ない。

それでは、積極的に国際貢献できる日本の役割とは何か?
いろいろ思いを巡らせてみると、あるんですねえ!

実は世界中で実績を上げているのが「農」なのです。
ギリシャの荒廃を福岡さんのシード・ボールが救ったり、
アジアやアフリカでは、自然に適した農作業を指導したり、
さらに、今世界中から注目されているキューバ有機農業も、
実は広島出身の日本人が指導していた、とも聞きました。
世界の食糧危機を前にして、これほどの国際貢献はないのです。

そうしてみると、日本にはまだ農を舞台にした映画は少ない。
だけど、何らかの農作業をしている有名人は多いのです。
そもそも「農」は「食」と考えてみるならば、さらに数は増える。
日本は古くから、世界に優れた食文化を育んでいる国であって、
そうした「食」を描いた作品なら、実際にはたくさんあるのです。
これこそが、日本の社会活動の基盤になっているのかもしれない。
スクリーンの記事を読みながら、つらつらそんなことを考えました。

日本が持つ技術で、もっとも国際貢献できる可能性が高いのは、
あらゆる思想・階層の人々を分け隔てなく、食で育む「農」なのです。
日本の農具と農作業の技術を使えば、ガソリンがなくても自給できる、
そうした優れた農業技術と、環境技術をコラボレートすれば、
現在の世界中の多くの諸問題が、解決できるで可能性があるのです。

自衛隊の武器を農具に変えて、世界中に支援に行けば、
きっと世界中の多くの人々から、熱烈歓迎されるでしょう♪