6人の議員さん

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富山市の「サンフォルテ・フェスティバル2007」において、
僕も参加している「シャキット富山35」が主催するイベント、
市民の政治参加を考えるワークショップがあったので、行ってきました。

テーマは、(1)市民の政治離れをどう思うか?
(2)男女共同参画社会の実現に向けてどうするか?
この二つに絞られ、6人の議員さんに出席していただくことが出来ました。

コーディネーターは、富山国際大学講師の土井由三さん。
参加していただけた議員さんは、
柴田陽子さん、志麻愛子さん、田尻繁さん、
夏野元志さん、火爪弘子さん、山上正隆さん、
志麻さんは富山市議ですが、その他の方は富山県議であり、
男女3人ずつの違う会派の人に集まっていただくことが出来ました。

富山県で、市民主催の政治を考える会に、
これだけの議員さんに集まっていただけたのは珍しいことでしょう。
それに対して、市民の参加者が30人程度だったのは、
広報力のなさもありますが、少々寂しかったですね。
それでも話し合いの内容はとても濃いものとなりました。

僕も森林税などを例にとって、市民からただ税金を集めるのではなく、
環境負荷の大きさに比例して税を取るような仕組み作りを訴えました。
そうした仕組みがあれば、市民も積極的に参加することが可能だからです。
議員さんたちの答えは、かならずしも的を得ていたとは思いませんが、
皆さん問題意識としては、しっかり感じていらっしゃるのがわかりました。
今後はそれを、具体的な形として、作り上げて欲しいと思います。

念のため、何が的を外していたかを書いておきますと、
議員の皆さんは(A)イベントにボランティアが集まることや、
(B)環境に有害な企業を選別して税を課す、ことを話されましたが、
僕の考える市民参加の仕組み作りとは、イベントや特定の誰かではなく、
あらゆる人が努力しただけ報われる仕組みを作るってことです。
自然エネルギーの選択的税制や、レジ袋への課税などです。
これらはあらゆる個人が参加して、結果を出すことが出来るのです。

また女性の政治参加としては、昨今話題になっている教育に関し、
多くの市民参加者から意見が出たことや、最近のマスコミ報道に対して、
ジャーナリズムとしての批判精神を失い、なかよし日記になっている!
など、多岐に渡る問題提起と話し合いもなされました。
こぢんまりとした会場で、和気藹々とした中にも緊張感があり、
全体として、とても雰囲気のいい話し合いになったと思います。

最後に、このような市民と議員との意見交換の場を、
これから継続して作っていきたいとするシャキットの提案に対し、
全議員から賛同をいただき、協力すると返事をいただけたのは良かったです。
参加していただいた皆さん、ありがとうございました。