そのまんま東さんのわかりやすさ

宮崎県知事選挙で、そのまんま東さんが圧勝しました。
邪悪な大蛇顔の男も選挙応援に来ての、政党推薦者が並び、
北陸からは遠いと言えども、宮崎県はどうなるのか気掛かりでした。
それが大方の予想を裏切るように、政党候補者の総崩れです。
あらゆる政党支持者からも得票を得たといわれる圧勝の原因は何か?
どうもそれは、有権者が政治のわかりやすさを求めたのだと思うのです。

彼は、応援を呼ぼうと思えば、有名人を呼ぶこともできたでしょう。
パフォーマンスで多くの人の注目を集めたいならそれもできたはず。
だけど彼は、去年から知事選挙に向けてのマニュフェクトを作り、
真正面から、自分が何をしようと考えているかを訴えていました。
もともと誠実な人であることは、熱心な語り口からうかがえます。
この情熱で、過去のスキャンダルをものともせずに支持が広がる。
既得権まみれの政治家が忘れている、政治への情熱が支持を得たのです。

こんな素人に難しい県政を任せられないと思う人もいるでしょう。
だけど政治の玄人がすることを、もう多くの人がウンザリしているのです。
難しいことは官僚に頑張ってもらうとしても、県政をどこへ向かわせるか、
その方向性を示せるのは、やはり直接選挙で選ばれた長なのです。
地方自治が注目される今年、最初の大きな選挙で東さんが当選されたのは、
この先いかに大変かが分かるからこそ、先陣を切って働いていただきたい。
こうした流れが増えれば、政治に対する関心は高まってくるでしょう。

自民党も第二自民党も、おっと間違えた民主党国民新党も、
今の日本政治を牛耳っている政治政党は、どこも同じ穴のムジナに見える。
この状況を打破する方策が模索され続けている中で、これは快挙でしょう。
彼のHPにあるマニュフェクトを見ても、難しいことは書いてない。
実に分かりやすく、多くの住民が望んでいることを掴んでいます。
政治の世界にも、新しい流れは確実に生まれているのでしょう。

しかも、いわゆる専門家や評論家が予期しない方法で・・・

そのまんま東さんは、芸能活動の傍ら早稲田で勉強も続けています。
本「芸人学生―僕が学びつづける理由」も出ていますので、
興味がある方は。こちら(↓)から、覗いてみてください。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4408106143?ie=UTF8&tag=isobehon-22