高岡市の協働推進講座

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高岡市で「市民活動支援・協働推進講座」が始まりました。
主催は、高岡市・講座企画市民委員となっていまして、
高岡市の市民協働課が音頭を取って外部団体が企画したのかな?
講座を開いて欲しいとの要望を受けて、市が動いたのかも知れない。
昨日、内山博史さんの「地域作りの可能性と課題」を皮切りに、
2月24日まで5回の講座が開かれることになっています。

内山博史さんは、七尾でまちづくりの仕事をなさっているようで、
この数年間に実際に実行されたまちづくり企画を紹介されました。
僕はちょうど二ヶ月ほど前に、七尾の能登信用金庫のビルで、
詩の朗読会に参加させてもらったときの記憶がよみがえってきます。
と言うのも、その能登信用金庫があった場所の前の通りが、
どうやら最初にまちづくり開発された場所だったからです。

七尾駅前の再開発ビルから、食祭市場のあるマリンパークまで、
あるきやすく整備された歩道がゆったりと続いていたので、
ああ、あれが地域作りだったのかとよくわかります。
さらに今では、交差する商店街を「語り部処」として、
集客力のあるまちづくり企画が進められているようです。
だけど正直言いますと、こうしたまちづくりには疑問があります。

講師の内山さん自身がおっしゃっていたことにも繋がるけど、
こうした再開発は、今まであった「まち」壊しでもあるわけで、
それが本当に市民のためになるのかどうかさえ疑問なのです。
こうした余所の人を少しでも多く呼び込もうとする企画は、
住民にとって、本当にベストチョイスなのでしょうか?
そのあたりがどうも疑問に思われてしょうがないのです・・・

無理に観光化して客を増やさなくても、住みよいまちになれば、
人は自然に集まってくるでしょうし、子供だって増えるでしょう。
限られた町中だけが恩恵を受けるのではなく、どこにいても、
自分たちの生活が自由に楽しめる環境づくりはできないものか?
それが地方自治のあるべき民主主義に繋がると思うのですが。
相変わらず民主主義よりも経済重視を感じてしまうのが残念です。