女性が考える地域作り

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高岡ウイングウイングの男女平等推進センター会議室で、
女性地域づくり実行委員会の主催による意見交換会
「これからの地域づくり(まち・道)について」
が催されたので、お手伝いを兼ねて参加してきました。

参加者は、女性中心の一般市民を(要望者)として、
総務省を中心とする計画の(決定者)としての立場の人、
さらに決定された工事を行う(施工者)にも参加してもらい、
具体的に、これからどんなまちづくりがされるべきか、
ファシリテーター朝比奈さんの進行で会が進められました。

当初は、参加者が40~50人と聞いていたのですが、
今日になって、どこか動員を掛けられて集まった人も加わり、
参加者が百人を超える大きな集会状態になってしまいました。
それでも、せっかく普段は顔を合わせることのない人たちと、
まちづくりに関する意見交換ができることが大切です。
まして、少しでも多くの人から意見を聞ければありがたい。

ぎゅう詰めになった会議室は熱気に満ちた状態となり、
10のテーブルに別れた人たちがアイスブレイクから初めて、
自分の住んでいる場所で感じている問題点や将来への希望、
まず手始めに何ができるかなどを順序よく話し合いました。
なにしろ予定の倍以上の人数が集まってしまったので、
いくらか全体を端折ってしまったのは仕方ないでしょう。

なんとかこの初めてのイベントを無事に成功させたい、
スタッフのそんな思いが通じたのか、スムーズな運行で、
ちょうど時間ピッタリに最後のまとめや挨拶まで無事終了。
テーブル類の片付けまで、テキパキとすばやく終了しました。
今日が第一回目で、これから本格的に意見交換が始まるのです。
この熱気がこれで終わることなく、次のステップに繋げて、
女性からの声が、まちづくりに活かされることを祈ります。

最後に、今日の意見交換を通して僕が感じたことを書きますと、
多くの人は、自分の生活環境を楽しめるまちづくりを望んでいる。
自動車の都合で町や道路を造るのではなく、生活者中心で、
歩く人や自転車に乗る人に便利のいいまちづくりが望まれている。
これはそのまま、老人や子供が安心して暮らせるまちづくりです。
まちの活性化は、商業施設や観光化による流動的な賑わいよりも、
そこに住んでいる人が安心して暮らせるまちづくりによって、
自然に生まれてくるものでなくてはならないってことでしょう。

生活環境の保護や、自然と共に生きようとする僕らには、
こうしたことは、あまりにもあたりまえに思うことなのですが。
今回のように一般市民の要望をまちづくりに活かそうとする、
政策決定者や施工業者まで含めた、自由な話し合いの場でも、
地域住民の生活者視点が大切にされ始めたのは嬉しいことです。
これをきっかけに、経済効率よりも生活者視点のまちになるよう、
多くの皆さんの、これからの努力に期待します。