2007年に向けて

今年は、いや今年もですね、いろんなことがありました。
4月までは、北陸平和映画祭の実現のために日を過ごして、
ゼロから始めた市民によるイベントがなんとか実現して、
収支も黒字になったと知ったときは嬉しかったなあ。

その後は自然農をやりながら、夏には沖縄行きもありました。
沖縄は久しぶりに石垣島に長く滞在して、平野の海に潜り、
一時は死滅しかかっていた珊瑚が、復活しているのを見ました。
自分がわずかながら手を染めた、環境保護の運動だって、
まわり回って、少しは役に立てた気がして嬉しかったですね。

秋になって、今のまみあなが来年は閉じられることになり、
自然農が続けられるかどうか、危ういことになったときは、
なんとか話をして、続けさせてもらえるようになりました。
富山県の農業政策も、来年は農薬を減らすことになったようで、
ここでも、自分たちの活動が少しは何かを動かしているような、
世の中に新しい動きが出てきたことが嬉しかったです。

多くの市民活動をする人と知り合った年だったので、
それを利用して、秋にはたくさんの講演や講習に行きました。
教育基本法のこと、イスラムのこと、ケルト文化のこと、
新しい多くのことも学んで、本も今まで以上に読みました。
そうして何か大きな一つのことが、見え始めている気がします。

政治経済の世界では、相変わらずひどいことが進行していて、
まるでフィリポの福音書にある言葉そのままの状態です。
「彼らは、あたかも人々に恵みを施すかのようにして、
 彼らの考えるやり方で、善ならざるものから名を奪い、
 それらを善なるものへと移した。なぜなら、自由な人々を奪い、
 永遠に自らの奴隷にすることを望んだのである」

支配を目論む人たちは、人々を惑わすことに熱心ですが、
もっと大きな歴史の流れは、真実を顕わにしないではいない。
それが平和運動環境保護の活動に力添えをしてくれる。
来年はそう、今年以上に喜びに満ちた年になると思っています。
人々の気付きは、もうあとには戻れないまでに広がっているから。