愛こそがすべて!

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比較的天気が良かったので、自然農の畑に行きました。
人参と白菜を収穫して、ツルマメに使った網の手入れです。
この網は一週間ほど前に片付けようとしたのですが、
マメのツルの勢いがすごかったので、きつく絡まっており、
すぐには外せそうになかったので一週間放っておいたのです。
今日はハサミを持っていって、なんとかツルを片付けました。

今年は米は例年より収穫が少なかったのですが、そのぶん、
いつもよりたくさん野菜が取れたような気がします。
その野菜の中でも、これまで毎年うまく行かなかった人参が、
初めてすくすくと育って、たくさん収穫できました。
年度ごと、場所ごとの違いも、少しずつわかってきた気がします。
自然農もコミュニケーションが大切なんだと思いました。

この日の夜、「リンゴは愛で育てる」なんて番組がありました。
化学合成の農薬や肥料を一切使わないでリンゴを育てて成功した、
青森・弘前の農家・木村秋則さんを紹介したNHKの番組です。
リンゴは農産物の中で最も農薬や肥料が必要と言われる作物の一つで、
これを自然状態のままで収穫するのは不可能だと言われていました。
それを10年掛けて、自然農での栽培に成功した人の話です。

最初はまったくうまく行かなくて、失敗を何年も繰り返し、
自然農に切り替えて5年目に、木が枯れはじめて死ぬことを考える。
そのとき岩木山を歩いていたら、リンゴの木に似たドングリに出会う。
なぜ自然界の木は病気や害虫に枯らされないのかと不思議に思ったとき、
土が違うのだと気付き、家に帰ってひたすら土作りをしたという。
そして8年目にしてようやく花が咲き、奇蹟の収穫が始まった。

「主人公はリンゴの木なのよ」「よく頑張った、ありがとう」
「育てない、手助けするだけ」「効率よりも大切なものがある」
「リンゴの木が育ちやすいように、お世話してやるだけ」
「年に二回草を刈るのは、リンゴの木に季節を教えてやるため」
こんな風に話す木村さんの笑顔が人柄をあらわしているのがわかる。
「愛こそがすべて」それは僕も自然農から学んだ生き方でもあるんです。