「日本沈没」

19日は朝7時に家を出て、姉を高岡駅まで送り、
ちょうどTOHOフレックスの開業記念日とかで、
ロードショーが1000円で見られると言うし、
夜にはまたウイングウイングまで来る用事があったので、
今日はそのまま一日じゅう高岡で過ごすことにする。

高岡駅で姉を降ろしたあと、まず図書館が開くまでに、
車のガスを給油して、しばらく手持ちの本を読む。
図書館が開いた9時に入館して12時まで過ごし、
それからイオンに移動して何を見るかと考えた。
どうせ大きなスクリーンで見るならそれなりの作品を。

と考えて「日本沈没」を選んで見たのだけど、
草薙剛潜水艇パイロット)と柴咲コウ(レスキュー隊員)
さらに絡んでくる(震災を生き抜いた少女)がよくわからない。
豊川悦司(地球生命学博士)と大地真央(危機管理担当大臣)
あたりの設定も口先ばかりで心に届くものがない。
地震現場の特殊効果はすばらしいのだけどドラマがつまらない。

そう思って見ていたら、二つのセリフで救われた気がした。
一つは、草薙が柴咲に「一緒に海外へ脱出しよう」と言ったとき、
「自分だけが幸せにはなれない」と答えたセリフが良かったのと、
もう一つは、草薙が母に早く脱出するように言ったときに、
「命よりも大切なものがある」と言って留まったこと。
この二つのセリフがなかったら、この映画は三流の見せものだ。