寺のまちアート inいなみ2006

イメージ 1

一人で暮らしていると、いつのまにか町の行事に疎くなる。
この連休は、自分の町で「寺のまちアート inいなみ2006」
なんてのをやっているのを、すっかり忘れていた。
たまたま帰郷していた姉が近所の人から聞いてきて、
そう言えばそんな催しがあるのだと思い出して見に行った。

井波の瑞泉寺が跡目相続のトラブルで自由に入れなくなってから、
僕はたまに帰郷しても、八日町にさえ行かなくなって久しい。
東京から引っ越してしばらくの間は懐かしさもあって行ったけど、
それもこの数年はまったく行かなくなっていた。
そこへ久しぶりに行ってみたら、町の様子が変わっていた。
井波は井波で新しい表現活動を始めているのだ。

瑞泉寺に近い八日町界隈だけのことではあるけど、
新しい建物がいくつも出来て、観光用に広い駐車場もある。
普段はどの程度人が来るのかわからないながら、
少なくとも今日のところは大勢の人がその町を歩いていた。
商工会の入った新しい建物では手巻き式蓄音機の実演もあって、
その建物の中で「よりそって よりそって」の彫り物も見つけた。

なんとも愛らしいので、写真を撮らせてもらってきた。
このほかにも魅力的な作品がたくさんあって、
井波が昔から芸術の町だったことをあらためて思い出す。
僕の同級生にさえ日展作家が何人もいるのだ。
気がつけば相変わらず溶け込んでいない自分がいる。